ハンテッド [DVD]
フリードキン、コッポラ、ボグダノヴィッチ…かつては次代を担うと崇められ大いなる期待を抱かせた三大監督であった。彼らは実際「ディレクターズ・カンパニー」を旗揚げし期待すべき作品を作るはず…だった。ところが彼ら自身の趣味に走ったせいか、大した作品を生み出せずつぶれてポシャってしまった。
「フレコネ」「エクソシスト」という今見ても色褪せない影響力の持つ傑作を作り出した後、どの作品も冴えないものばかりでがっかりさせられたものだ。それらがあまりにも強力だったので彼自身超えるのも難しかったのだろう。収穫といえば「クルージング」「LA大捜査線」ぐらいでその後も作品数も減りもう終わったかと思われた。
ところが2000年「英雄の条件」で見事に大復活してくれた!観る前はさして期待してなかったが、題材のよさやトミー・リーの名演と何よりもフリードキンの持ち味が全てプラスに出てた会心作だったと思う。
そしてこの作品もとてもいい。トミー・リーはここでも大変いい味を出してるし共演者たちもいい。ここでもフリードキンの持つ良さが全てプラスに昇華されていて、悪夢のシークエンスや切れのいい誤魔化しのないアクションシーン、透徹したリアリズム等やはり月並みな監督では生み出せないのではないか。アクション映画だが、素手対素手の体を使った男同士の対決、拳銃や車だけでなく手作りの武器や技での勝負など類型的・月並みなものに堕してない。トミー・リーとデル・トロとの絆をもう少し掘り下げても良かったよう思うが、大きな作品の傷とはならないと思う。
ハンテッド~足跡鑑定のプロフェッショナル トム・ブラウンの事件ファイル
大人になったトム・ブラウン・ジュニアがインディアンのサバイバル術を駆使して足跡を追い、事件を解決するといった内容である。しかし、グランドファーザーからこの技術や精神を学んだ彼が、特殊部隊の人間にそれを教えていたことが残念に思われる。(確かに本人も後悔しているし、それが原因で大変な目にあってしまうのだが・・・)それにしても、トラッキングというのは使い方を間違わなければ、素晴らしい技術であり、生き方であることには間違いない。
ハンテッド [DVD]
日本ロケの為、「らしい」映像は嬉しいですね。
「主人公がパチンコ屋に逃げ込む」シーンなんかも、
店内に流れる音楽、声などは本物なので違和感なく見ることができますが、
普通のビジネスマンの主人公が、躊躇なく拳銃を扱える所は、さすがハリウッド映画と思えます。
新幹線車内での立ち回りはカッコよく、見ごたえあり。
忍者好きの人にはお薦めです。
グランドファーザーとつり人
短く簡単な言葉で綴られていますが、内容は実は深いです。真意をきちんと読み取れるかどうか感性が必要かもしれません
トラッカーとしてのトムの活動など多くのページをさいていますので、トムについて知りたい方には良いでしょう
Hunted: The Demon's Forge
タイトル通りの内容です。ロードムービー調の展開で西洋ファンタジーながら主人公の男女のトークが堅苦しい中世的な感は無く、どことなく現代的なトーク(日本語吹き替えの印象なんで英語ではどうか知りません。)調で、なかなか好感が持てるのですが、アクションゲームなのにアクションが単調、作業的、バリエーション少ないと言った感じで、発売遅らせた割には???な出来です。ベセスダ発売のオブリやフォールアウト等の名作を期待すると肩透かし食います。週末に流す一本といった感じで割り切って楽しむには良いかなといった感じです。