The Beach: Motion Picture Soundtrack
映画「ザ・ビーチ」は,すこし憂鬱で痛々しい青春もの,という感じでしたが,サウンドトラックの方は青空と明るいきれいな海と日光を思わせる曲を集めて,休暇にぴったりな一枚です。
特に#3 Porcelain,#4 Voices, #5 8 ballの3曲はクール&エモーショナルな名曲ぞろいで,続けて聴いているとリゾート気分に浸れます。
クールなテクノを中心に,心地よい曲やちょっとダークな気分の曲も並んで,全体としてはとても爽やか。夏には必ず聴きたくなります。
CASIO CELVIANO 電子ピアノ AP-200 鍵盤数88標準鍵
時々、ピアノを弾きたく時がある程度のものですが、全然満足しています。
椅子は調整できないですけど、僕にはちょうどよかった(168cm)です。
あと自動演奏も右と左を別にやってくれるので練習も楽しいです。
半分半分で、音域を同じにできる機能と、ヘッドホンを二つつけれるので、21時以降の
子供との練習も問題なくできます。
この安さで、この機能があれば全然OKだと思います。
ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫)
自分が現在の業界を志すきっかけとなった本。
「PR=パブリシティ」という認識が大きく変わり、PRの可能性を感じさせてくれます。
ボスニア紛争時における、アメリカのPR会社、ルーダフィン社の暗躍を描いており、「民族浄化」のキャッチフレーズを用いて、「セルビア=加害者」、「ボスニア=被害者」という世論を作り上げていった手法は見事という他ありません。
メディアの影響力の大きさを実感できる一冊です。
ズラータの日記
ズラータの日記
フリーダム・ライターズの中でエリン先生が教科書として採用した作品がこの本です。
この本は、日本では今から十年以上も前、久米さんが司会をしていた報道番組「ニュースステーション」で取り上げられ、サラエボの内戦の実情を伝える名著として話題になりました。
この本の著者である、ズラータさんは、当時ローティーンのごく普通の小学生。
舞台は、第一次世界大戦の勃発の引き金となった、サラエボ事件や冬季オリンピックの
会場で有名なボスチナ・ヘエルツエゴビナの首都、サラエボ。
彼女は、当時読んで感動したアンネの日記に触発され、日記をつけ始めたとの事。
初めは、いかにも子どもらしい無邪気な内容ですが、読み進めていく内に、次第にサラエボの
紛争に巻き込まれ、激しい攻撃、友人の死、爆撃の恐怖、ライフライン遮断の恐怖、
大好きだったサラエボの町がどんどん破壊されていく様子等が淡々と書かれていくのに驚きます。やがて、戦争を綴った日記が学校の先生の目にとまり、フランスジャーナリストの手により出版、この本はヨーローッパ、アメリカで話題を呼び、ズラータさん救出、サラエボ停戦へと世論が動きました。
その後、彼女は家族や友人と共にフランスからアイルランドへ逃れ、フリーダム・ライターズやアンネ・フランクの支援者ミープ・ヒースとの出会いを経験。ついにはイギリスの有名大学オックスフォード大を卒業する等、子どもの頃からの頑張屋さんが続いている様です。
依然として、世界の一部で戦争やテロが続いている今日、戦争やテロがいかに子どもの運命をかえてしまうかを知ってほしい一冊です。
この本は、現在、絶版であり、英語版でないと入手困難になったのが残念です。
中高生に是非読んでほしい本ですのに。