DVD ジーコ 栄光の軌跡
サッカー選手は、一人一人が、得意なことが違うから、11人でサッカーをする価値がある。
ジーコも、個性的な選手で、誰もが真似をすれば言い訳ではないかもしれない。
南米のサッカーのよいところを、日本に紹介してくれた貴重な一人。
ps.
日本の子供のサッカーの育成の枠組みは、南米のよいところと、ヨーロッパのよいところの両方を加味しているように思われます。
LEGENDS GAUCHO! #01RONALDINHO [DVD]
ロナウジーニョのプレーだけに興味がある方にはお勧めできません。といっても、インタビューは満載で、尊敬するプレーヤーにカフーも登場したり、ロナウジーニョのサッカー観、人生観に触れることが出来て、彼を単なるサッカーアイドルとして取り扱っている訳ではなかったことは評価されると思います。(でも、もう少しプレーのシーンは欲しかったです)
信頼する力 ジャパン躍進の真実と課題 (角川oneテーマ21)
「もし、ガンバの監督をできるならやりたい。引退してからではなく、今すぐに。...(中略)...ガンバを優賞させる自信はある」。
サッカー日本代表のボランチとして、ワールドカップ南アフリカ大会でも活躍した遠藤選手の本。当然、W杯関連の記述が多い。事前のテストマッチで連敗が続いた時期のこと、選手同士で話し合ったミーティング、戦術とフォーメーション変更に至る舞台裏、レギュラーを外された選手のこと、ドイツ大会との違い、コンディション調整、そして南ア大会での4試合。直前のコートジボワール戦でアフリカのチームと試合ができたことが初戦につながったことや、デンマーク戦で2点目のFKを決めたときのことは、特に印象に残った。また、チームの結果が出ない時期に「遠藤の調子が悪い」というのを新聞を読んで知った、というのは笑った。
過去の4人の代表監督評(トルシエ、ジーコ、オシム、岡田)も興味深かった。はっきりいって、前者2人と後者2人の評価はずいぶん違う。特に、ジーコ時代の国内組と海外組の序列には強い不満を持っていたようだ。ザッケロー二新監督については、ウォーミングアップ以外は今のところ変わらないという。
Jリーグの試合や秋春制やスタジアムについての意見、今までに一緒にプレーして印象に残った選手や最近の若手選手やワールドユース準優勝メンバーにも触れている。海外移籍もまだあきらめていないようだし、次のワールドカップにも意欲をみせている。
南ア大会の終了後、主力選手の本やロングインタビューを載せた雑誌が多く出版されている。それぞれを読み比べてみるとまた違った楽しみ方ができる。
J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう! 6 Pride of J
「サカつく」は、オンラインも含めPS版登場から全作プレイ。以下感想を
*私にはプラスと感じられた点
1)多彩なイベント:作品への導入役の色彩が強かった秘書に特殊技能+イベント追加・おなじみのライバルチームに加え、サポーターもストーリーに登場し、今までにない「ストーリー性のある」作品に仕上がっており、従来の「作業的になりがち」というイメージとは異なる。節目に登場し、自身のサッカー哲学と共にチーム強化の指針を示してくれるオシム氏の言葉は特に重みがある。*今までのライバルチームは、「チーム経営における先達」へと役割が変わり、経営・チーム強化の方法を示してくれ、共にチーム運営に切磋琢磨する同志的位置づけとなり、ストーリー的には爽やかなものに変化。
2)日程の緩和:毎週2試合が4週続くことすらあった試合間隔が再考され、J2でも練習設定が容易に。
3)キャンプの有効性向上:キャンプ地ごとの効果が明示され、同時に、全てのキャンプ地で連携が向上する仕様に。結果、運任せでキャンプ地と重点テーマを合わせるという手間がなくなり、連携のみを重点的に上げるためにキャンプ地を選ぶという手間も皆無に。
4)経営がよりわかりやすく:資金をつぎ込み、後は確率任せであった従来のプロモーションが、秘書が具体的に成功の可能性を事前に示すかたちに変わり投資が有効に活用される仕様に。開幕時に、その年の方針(観客動員数増加・コアサポーター確保等)を自分で決めるだけで効果的なプロモーション活動がセットされる点もプレイしやすい。
5)背番号変更の機会増加:新たな選手が加入する度、チーム全員の背番号を変更できる様になり、一人ひとりの役割を把握しやすくなった。
6)育成の重要性増加:(ヨーロッパ編で実装された)チームポリシーを再度採用しているため、数値の高さ=選手の活躍度という単純な図式は成立しない。結果、チーム・監督の方向性に合った選手を長いスパンで育てる必要があり、選手一人一人への愛着がわく。また、特殊練習に加え、選手の隠された能力を開花させる「覚醒練習」が加わり、従来は運任せであった「爆発」をコントロールすることが可能に。
7)観戦の意味合い高まる:最近のシリーズ作品では視覚的にわかりにくくなっていた往年の「光プレイ」が今作では発動率アップ。「光返し」の確率も高まり、観戦も楽しい。
従来と試合画面が異なるため、シリーズに慣れているファンの方は慣れるまで戸惑う可能性があるが、試合中の指示がより具体的に出せる様になった(交代選手に託した役割(一例:早めにクロス、キーマンをおさえる等)がチーム全体に伝わりゲームプランが変わってゆくというリアルサッカー仕様に)点と合わせて考えると、マイナスとは思えない。唯一繁雑に思えたのは、オートで設定できた「疲労度に応じた自動休養」がなくなり毎週設定する必要がある点のみ、、か。PS2で発売のナンバリングタイトルより序盤の難易度は高いが、腰を据えて遊べるだけの「奥の深い」作品に仕上がっている。
藪の中 [VHS]
芥川の原作を脚色した怪奇エロス。 登場人物たちが藪の中で起こった一つの出来事を それぞれ異なる回想で語る場面はエロスというより 不気味です。 元は芥川というだけあって、 文学的かつ幻想的で何度も見返したくなるような 作品です。 「真相は藪の中」とはこれほど気味の悪いもの だったのか。