あの頃映画 松竹DVDコレクション 「丑三つの村」
『八つ墓村』の題材にもなった戦後犯罪史上類をみない大惨劇、
津山30人惨殺事件が忠実に描かれた作品。
昭和13年日中戦争の最中、岡山の部落を舞台に、
村一番の秀才とされた主人公が
軍国主義で戦争に行くことが名誉とされた時代
徴兵検査で結核と診断され小さな村に残され
周囲から孤立して残虐な犯行に至までを描いています。
派手な演出もなく、淡々と重苦しく物語は進んでいきます。
途中、
五月みどりさんや、池波志乃さんの
往年のにっかつポルノを彷彿とさせる激しい濡れ場もあり
初々しすぎる田中美佐子の入浴無駄脱ぎシーンもあったりで
かなりエロ色が強くもあり、この映画の見所のひとつです。
しかし、これも当時の風習であった【夜這い】を描くのには
必要なシーンでもあるわけです。
一人の青年を狂気にかり立てた、
今の時代では考えられない理由や背景は、
現代なら起こらなかった事件なのかとも思いますが
人の心に闇が生まれるのは、
いつの時代も〔孤独〕というものに左右されてしまうというのは
伝わってくるんじゃないでしょか。
時代が引き起こした惨劇の被害者は殺害された30人の方だけでなく
殺人鬼と化した主人公も同じ、というよな描かれ方なんでしょうが
とは言っても全体を通して、
古尾谷雅人演じる主人公が
被害者的(寄り)な描かれ方であるというのは
事件から83年経った現在でも被害者や遺族が気の毒でもあります。
しかし、もたつくカット割りや進行、
全然関係ないと思われるよな場面に
特許挿入されるシンセびんびんの音楽等
同じミステリーものでも、
これより先に創られている金田一耕助シリーズの
市川崑監督がいかに偉大であったかを思い知らされる。
って比べるよな映画でもないけど。。。
MAXIMA de Mika Agematsu
アルパの演奏を聴いたことはなかったのですが、
クラッシックでお馴染みのグランドハープよりも
軽やかで透明感のある音が特徴のようです。
滝廉太郎のような日本のしっとりとした曲から
コーヒールンバのようなノリのあるラテン系の曲まで
非常によくマッチしているのは、この軽やかさと
透明感のせいなのでしょうか。
会社から帰宅して、夜のリフレッシュタイムに聞いています。
また、付属のDVDには、初期の頃からの彼女の足跡を見ることができます。
最も古い映像には、音と戯れるような彼女を見ることができ、
次の映像には、音を慈しむような彼女を感じます。
そして最後の映像では、アルパと一体となって曲を表現しているようです。
アルパ奏者の演奏を見れるという点でも、お勧めのCDです。
地球内部を旅した男―オラフ・ヤンセンのシャンバラ・レポート (5次元文庫)
最近騒がれてる地底人の世界について書かれてる本です。
最近では、この手の本はとてもフィクションだとは考えられなくなりました。北極を旅していたが、地球の内部に迷い込み、数年間内部で暮らして帰ってきた親子のお話です。
どうやら自国へ戻ってその話を周りの人間にしたとたんに、精神病院に30年近く入れられたらしく、それ以来ずっと秘密を守ってきたが、老後自分が死ぬ間際に全てをこの本の筆者に話したらしい。
文庫本ですので、すぐ読み終えることができます。
中身は非常に興味深いです。地球の内部には地底人の文明があって、我々よりもずっと高度な文明を保ち、我々とは違った生活をしていて、内部世界の植物や生物は全てが巨大で、絶滅したはずの動物も生息していて、全ての動植物にエネルギーを与える電気を帯びた太陽みたいなものが地球の核部分にあるらしいです。
地球内部について書かれた本はいくつかでてますが、この本は実際に内部へ行った親子の話という事もあり、とてもリアリティーがあります。想像で書いたとは思えません。
この本を読んで、より一層、地球内部と地底人について確信が持てました。
NHK「その時歴史が動いた」コミック版 風雲戦国編 (ホーム社漫画文庫)
普通学校で習うことよりも詳しく、わかりやすく書いてあるまんがです。とくに、好きなところは、春日局の話で、とても感動しました。ぜひ皆さんにお勧めします。