バンビ (6) (Beam comix)
カネコアツシさんの独特な筆ペン画と、かっこいい表紙デザインに惹かれて購入したけど・・・そんなバンビも最終巻です。
難しい事抜きで読んでほしい。道徳とか、常識とか、世間体とかはバンビには必要ない。『ただ生きてるだけでいいじゃねえか』っていう台詞にヤられる。そういや最近なんだかんだで頭イッパイ…てなときには是非読み返したい。
スプラッター苦手な人にも奨めます!!
バンビ (5) (Beam comix)
少女(による)殺戮ロード漫画、バンビの5巻です。自分は
カネコアツシ氏をこの作品で知りました。
訳アリな子供を、邪魔者たちを排除しつつ届けるまでを描いたものです。
描写が特別生々しいわけではありませんが、戦闘シーンが中心なので
苦手な人はご注意を。
この巻では旅立ちのキッカケが明らかになります。
ELLEGARDEN
インディーズアルバムだから!?ライブでは今はほとんど歌ってもらえないんだけど、花は最高にいい。いまと違った歌い方も新鮮だしね☆すごく切なくなるよ。虹とか好きな人は大好きになると思う。
んで、花の次のPunkはテンションあがるから、花のせつなさが苦手な人はこれであがれるから聞いてみて。
SOIL 11 (ビームコミックス)
読んだ後の第一の感想は、ただひたすら「呆然」。
まさかそうなるとは。まさかそういう結末に行くとは。
方向としては予想していなかったでもない結末だけれど、
カタストロフィーを迎えた後の、ラスト1話の展開はあまりに衝撃的でした。
ただ、ある意味非常に『SOIL』らしいラストです。
虚構と現実の衝突が起きる時、異物は排除される…
『SOIL』の根幹に流れていたこのテーマを、これ以上なく体現していると思います。
何よりも、これまで広げてきた数々の風呂敷が一体どう収束するのかを、
多少急ぎ足な感はありますが、
きっちりと畳んでいる力量に圧倒されました。
1点、サクラとサクラダの正体は一体何だったのか…
結局ただの化物、というわけではないのでしょうが。
今回の11巻でも、カネコアツシお得意の、
思わずニヤリとしてしまうようなセリフ回しが
あの大混乱の中でも健在で嬉しかったです。
特に横井はここしばらくシリアスな役回りだったので、
小野田との掛け合いが相変わらずで安心しました。
セキとトミヤマのコンビも、出番は少ないですが安定感抜群です。
待ちに待っていた最終巻でしたが、
これでもう読めないとなると寂しく感じます。
横井と小野田のコンビで、平行世界での違う話なんかを見てみたいです。
SOIL~完全版~ [DVD]
驚くほど幸せで平和な町、そいる町。
そこで誰もが羨む様な幸せな家族が突然姿を消した。
彼らはどこに消えたのか?
二人の刑事が謎を追う。
しかし、この事件はそいる町に起きる事件の始まりに過ぎなかった。
人は退屈を嫌う。
これは人間の、いや生物の本能に結びついている。だから刺激を求める。
昔から続く祭り、という風習が世界各国にある。
大体は、神に祈りをささげるだとか、五穀豊穣を祈って、とかいう意味づけがされているけれど、結局は退屈をしのぐための行動だったんじゃないかと思う。
退屈で退屈で、明日もきっと今日と同じで、それはずっと続いていく。
そういった閉塞感は現代のほうがずっと強い。
そして、何もなく平穏で退屈な毎日とは、幸せと同義語の関係にあるのだ。
だから、幸せな日常を過ごすそいるの町におきた数々の事件は、その町の住人たちの願望が形になったものといえる。
日常が平穏であればあるほど、異物が引き起こす非日常の影響を大きく受ける。
これらの事件が起きるそいる町には、太古の昔からその事件が起こる土壌があったのだ。
生贄の儀式。
蘇流村。
そいる町。
そこに暮らす幸せな人たちと、その腹の中に詰まったどす黒い感情。
そして、虚像と実像のあってはならない出会い。
結局、事件は解決しない。
刑事二人の管轄外だからだ。
だから事件は”無かった事”になってしまう。
どす黒い感情汚い欲望を腹にパンパンに詰めた住民たちは、日常を取り戻す。
そして、そいる町は平和な町になりましたとさ。
めでたしめでたし・・・。