「事務ミス」をナメるな! (光文社新書)
「事務ミス」について記述した本であり、前半(第1〜第4章)は理論編、後半(第5〜11章)は実践編となっています。
全体に、文章は簡潔でバランスよくまとめられており、読みやすい本です。
私は本書を読んで、なかなか興味深い記述が随所にあると感じました。
前半では、たとえば、「能力がなかったり、たるんでいるからミスが生じるのではなく、むしろ人間に備わった能力の副作用としてミスが発生しているケースもある」(第1章)との記述には「なるほど」と思いました。
後半では、「ミスをする前の段階で異常を検知すること」の重要性を説いた上で、誤認・ミスをしないための様々な方法を紹介しています。
たとえば、(a) ミスをしやすい局面には人為的に特徴を付与して認識しやすくする、(b) ミスが生じないような構造・しくみにする(エスカレーターで台車が進入しないような棒を立てる、単線区間の列車が衝突しないように大きな通行証をやりとりするなど)、(c) 作業手順の中に同時並行作業があるとミスが発生しやすくなるので作業手順を単線化する、などなど多くのヒントが記載されています。
また、誤認を防ぐための書式レイアウト(第10章)は、事務を実行する組織ではとても重要な点だと思います。
事務は複雑でバリエーションの多い性質のものなので、「これだけを実行すればミスはなくなる」というような単純なものではありません。本書に記載されているようなさまざまな観点を知っておいて、不断に事務システムをチェックする必要があります。
本書は、そのための多くの示唆を与えており、良書だと思います。
モテる女は7つのタイプに分けられる
一方的、画一的な恋愛ルールを押しつけるのではなく
一人一人、自分のキャラを生かしたモテる法則がある
というセオリーに勇気づけられた。
そこそこキレイなのに何故か恋が上手くいかない、自分好みの男からはモテない
という女性にこそ読んで欲しい作品。