ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
株式投資について、歴史、株価の分析方法、その裏づけとなる理論、そしていかに株式を
資産運用に組み入れるか、といった広範なトピックを扱った古典的名著。
この本の大きな特徴は筆者がアカデミックの世界の権威であることからか、
理論とその実証ということに重きを置いているところにある。ファンダメンタル分析と
テクニカル分析の両方に触れているが、前者は結局予測に基づかなければならず不完全で、
特に後者のテクニカル分析については、理論的にも実証的にも役に立たない、とばっさり切り捨てている。
理論・実証という言葉が好きな人は読んでいて気持ちがいいだろう。
株式投資の概略について本当に良く書けている名著だと思うが、460ページにわたる本編と
データに基づいて批判したり、批判に答えたりする文章はある程度金融や資産運用に知識が
ない人にとっては読み通すのに苦労するかもしれない。
株式投資の理論的背景や歴史を知りたい、ある程度投資を知った人に強く勧めたい一冊。
雨の日と月曜日は
その昔、学生時代にFMで聴いたのが偶然の出会いでした。
1曲目「 I Thought About You 」、2曲目「もしも私が鐘ならば」。あまりの素晴らしさに戦慄が走ったほどです。カセットテープに録音したそれが聴くに耐えられないくらい音質に落ちた頃に、たまたま吉祥寺の中古レコード店で当アルバムを入手したときの喜びは忘れられません。
ヘレン・メリルが歌った名曲中の名曲、「 You`d Be So Nice To Come Home To 」が収録されている。これはもう聞き逃すのはあまりに惜しい。余談ながら、当時のレコードでコンディションの良いものはレアで非常に高値で売買されているとか。
ジャズ評論家の本を読むと、まず間違いなく「バラード&バートン」を代表作として紹介されています。しかし、しっとりとしたバラード曲とピアノトリオとともにスウィング感を利かせた曲とのトータルバランスで言えば、当アルバムのほうが勝っています。
さらに、ビギナーが女性ジャズヴォーカルを聴いてみようとCDを買うと、サラ・ヴォーン、ビリー・ホリディ、先程のヘレン・メリルという、往年の巨匠たちから入るといったケースが往々にしてあります。
彼女たちのアルバムはジャズ史上に残る名盤ですから、評論家が推薦するのはいわば当然です。
しかし、いかんせん古い。それに各自個性がありすぎて拒否反応を示すのではと危ぶまれてしまいます。
アン・バートンはそれらと較べて素直にストレートに耳に心地よく入ってくる。まさに日本人の感性にあったヴォーカルです。
事実、70年代には来日公演が何回もありました。
当アルバムをまず聴いて、バラード曲により惹かれるものがあれば「バラード&バートン」、「ブルー・バートン」と進むのがいいですし、そっくり全体を気に入れば「スカイラーク」、「ニューヨークの想い」に進むのがいいでしょう。期待を決して裏切ってくれない一枚として推薦いたします。
バラード&バートン
高校生時代に通っていたジャズ喫茶で初めて聴きました。聴きやすい英語で所々意味も解り歌が上手いとか技法が唱法がどうのこうのとかの以前に直接心に飛び込んで来るので胸が詰まり涙目に成っていた筈です。ジャケット写真が異様でアンネフランク嬢と同世代、同国者、同人種とのことで彼女もやはり相当に辛い人生を歩まれたのではと思われる風貌が印象的でした。アンバートンが渾身の力を込めてでもしっとりと人生を愛を歌い上げているので貴女、貴男もその様に聴いて下さい。
Gumball Rally [VHS] [Import]
数あるカーアクション映画の中でも、これ以上の傑作を私は知りません。地位や名誉でなく、ただ走りたいだけという理由で集まった老若男女が、ひたすらゴールを目指して突っ走る単純明快なストーリーに、70年代の名車がクリーンを突っ走ります。一番の見所はディトナとコブラの水路のバトルシーンですが、悪人という定義がなく、すべてのシーンに嫌悪感を感じない点も高く評価できると思います。唯一の問題点は、最近のカーアクションで中途半端なSFXを使ったデジタル処理があると、かなり陳腐に見えてしまう可能性があるということでしょうか・・・。
アリス・イン・ワンダーランド [DVD]
不思議の国のアリス好きで期待してた分期待ハズレ。
ティムバートン作品は「作品を通して伝えたい事」というのが皆無。
それは知っているがそれにしてもこれは酷い。
不思議の国のアリスのキャラを使った完全別物映画になってる。
だったら「ラビリンス」の方がパロディレベルは数倍うわて。
世界観のスケールもこじんまりとしていて、小さくまとめた感じは否めない。
いいかげんジョニーデップ離れしないと監督として伸びないのでは?