クレヨンしんちゃん SHIN-MEN(1) (アクションコミックス)
中島かずき脚本、相庭健太作画で『まんがタウン』で連載中の漫画『クレヨンしんちゃん SHIN-MEN』第1巻が、11月17日に発売された。『クレヨンしんちゃん』の設定を利用した戦隊物という異色の構成である。
『SHIN-MEN』は臼井儀人の人気漫画『クレヨンしんちゃん』のスピンオフ作品である。異次元の地球を舞台に野原しんのすけをモチーフにした5人の戦隊風ヒーローが、「ぶりぶりざえもん」をモチーフにした悪のTON-MENと戦う。テレビアニメで「クレヨンしんちゃん20周年記念作品」として放映されたものであるが、漫画版はアニメとは独自のストーリーである。
空知英秋の漫画『銀魂』のキャラクターを高校に移した『3年Z組銀八先生』など、キャラクターの性格のみ引き継いで舞台を変えるスピンオフ作品は珍しくない。これらの作品と比べた『SHIN-MEN』の特徴は原作からの独立性が高い点にある。野原ひろしや野原みさえら脇役をモチーフにしたキャラクターも登場するが、存在感は薄い。単なる『クレヨンしんちゃん』のなぞりではない物語の奥行きがある。
原作では5人組のヒーローと言えば、しんのすけを中心に風間トオルや桜田ネネら幼稚園の仲間達で結成する「かすかべ防衛隊」をイメージする。しかし、『SHIN-MEN』では、しんのすけの外見をしたキャラが5人である。そのうちの一人のゴゥは、しんのすけ的なキャラクターであるが、他の4人はユニークである。この巻では5人の各々をフィーチャーする物語が収録されている。
悪役のTON-MENは「ぶりぶりざえもん」をモチーフにした色違いの豚の5人組である。TON-MENは人間を苦しめる存在であるが、一方的に人間を攻撃するだけの存在ではない。人間の醜い感情がTON-MENの攻撃のトリガーになっている。たとえば他人の不幸を喜ぶ人間の感情が大きくなると、人間の流した涙で大洪水を起こすという具合である。
『クレヨンしんちゃん』の映画で名作と名高い『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』では、高度成長期の回顧という大人達の郷愁に付け入れられた。それと同様に人々の意識を風刺する隠れた社会性のある作品になっている。(林田力)
映画 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 [DVD]
馬鹿馬鹿しさ超・サクレツ、オカマ・超キョーレツの
本作品、やっと、やっとDVD出ましたね。うれしいです。
アホ極まりない熱いバトル、ひろしもみさえも
一般人(?)パワー全開で挑む勝負は見物です。
笑いが人のビタミンと言うならば、本作品はかなり優秀です。
どうか「クレしんは見せたくない」などとおっしゃらず
是非是非ご覧になって楽しんで頂きたいと思います。
横っ腹がつれる事、請け合いです。
クレヨンしんちゃんのまんが四字熟語辞典 (クレヨンしんちゃんのなんでも百科シリーズ)
「クレしん学習まんが」の中ではかなり良かったです。
四字熟語という題材自体、マンガにしやすいのでしょうけれど、読み物としても楽しめましたし、マメ知識な事柄もあるので子供が楽しく読めるようになっています。
厚さも適度で、詰め込みしすぎていないのも良かったです。
この本が良いからと言って、他のシリーズが良いとは限らないので注意してください。
映画 クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡 [DVD]
クレしん映画イチのアクション性を誇るのが本作!もちろんギャグも良質で「ヘンダーランド」と並ぶ良作に!初期から始まったギャグ&アクション中心のクレしん映画の中でも間違いなく上位に入る出来だと思います。とにかく本編後半からの敵との交戦シーンは驚くでしょう!えっ!?これクレしんか?っていう位によく動く作画とアクションで野原一家vs敵との緊迫した防衛戦が繰り広げられる。意外過ぎ。
改めて思うのはクレしん映画の魅力は作品ごとに変わる作風!本作の作風変化の振り幅は「オトナ帝国」ぐらい驚いたなぁ〜
DVD TV版傑作選 クレヨンしんちゃん 23
第1話「一流ホテルの夜だゾ」/第2話「アクションランドで遊ぶゾ」
第3話「春の朝はのどかだゾ」/第4話「シロがお病気だゾ」
第5話「お花見で盛りあがるゾ」/第6話「チリ紙交換するゾ」
第7話「テレビをこわしたゾ」/第8話「シロとぬいぐるみだゾ」
第9話「ドライブに行きたいゾ」/第10話「オラの部屋が欲しいゾ」
が収録です。「一流ホテルの夜」と「アクションランド」は話が繋がってますので是非見所です。
後「シロとぬいぐるみだゾ」ではシロが可愛いぬいぐるみを拾いますが、よその女の子が捜してたぬいぐるみであることを知ったシロは元の場所に返しに行きます。この後のシロが切なく思い、気を利かせたしんのすけが一緒に寝ようと言った場面は正直シリアスでした。