5鍵の時代からCS版を中心にプレイしてきた少数派ユーザーとしての意見です。

今作ではビートマニア10周年記念ということで、5鍵作品から「321 STARS」「Attack the music」
「LIGHT MOTION」「super highway」に加え隠し曲が2曲収録されました。
特に「LIGHT MOTION」と隠し1曲(ビーマニシリーズきっての壊れ曲！)はCS版で初の収録になります。
これはオールドファンにとっては嬉しい要素です。

しかしながら、肝心のDDの楽曲群はCS版の新曲を含めて何度もプレイしたいと思わせるような曲がかなり少なかったです。

トランスっぽいシンセのリフでとりあえずアゲる、一旦ブレイクして曲の展開にアクセントをつけておく、
キレイめでクラシック風のメロディを必ず入れる、と言った似通った曲調、音使いの楽曲があまりにも多すぎます。
アイドル系の楽曲もそろって一昔前のJ-POPみたいな曲ばかり。本人が顔出ししているD級レベルの映像は見ていて痛々しいです。
総合的に曲のヴァリエーションが少なく、これまで以上に作風が一部の方向へと偏り過ぎているためにすぐ飽きてしまいました。

譜面についてもムリに難易度を高くしたような配置が散見され（キー全部同時押しというのは・・・）、
音楽を楽しむ以前に攻略ありきのゲームになり過ぎてしまった感があります。

5鍵の時代から楽曲を提供してくれた南雲さんや藤井さんもこのシリーズを最後に
楽曲の提供がありませんし、CS版の購入はこの作品でやめようと思います。
5鍵の7thやFINALが出れば話は別ですが・・・厳しいでしょう。

最後に念を押しますが、これはあくまでも少数派としての意見です。
システム面で不満を感じることは特にありませんし、
大半のIIDXファンにとってはコラボ曲の追加等ボリューム満載なので
充分満足がいくものだと思います。
またビギナーモードのチュートリアルには専用の楽曲があり(良曲です)、
初心者の方もとっつきやすいと思います。