Time Out
"Take Five"が大ヒットした人気盤である。BrubeckのQuartetはハードバップ等の世界とは対極的に,アンサンブルの妙で聴かせるところが強い。ここでは一般的な4ビートとは異なる変拍子を駆使した演奏が収められており,ともすればキワモノ扱いされる可能性もある。しかし,5拍子でも6拍子でもスイング感を生み出すJoe Morelloのドラムスがそうした懸念を払拭し,本アルバムの価値を高めるのに貢献している。また,駄演のないPaul Desmondのアルトサックスはここでも好調であり,One and Onlyのアルトのサウンドは何とも心地よい。この2人のプレイヤーの演奏だけでも一聴の価値のあるアルバム。
Dave Digs Disney
定番のディズニーミュージックをジャジーにアレンジ。
大人っぽい、しっとりとした曲がそろっています。
またジャズを聴いた事のないひとにも入門用としておすすめです。
ジャズって変拍子(4拍子や3拍子ではなく7/8拍子とか)が敷居を
高くしていると思うのですが、知っている曲をジャズで聴くと
「お!かっこいい」と思うはずです。
タイム・アウト
1959年の録音なのに、よほどマスターテープが良質なのだろう。アナログ盤とともにCD盤もオーデイオ・チェック用に愛用している。
勿論、全曲秀逸だが、「テイク・ファイブ」が一番いいわけで、名曲だと思う。デイブは歳をとっても背筋をピンと伸ばしビアノに向かっているが、これは若いころの演奏なのに凛としたブレイ。持っているCDは古いもので「カナダ盤CBS」なのだが国産でも勿論構わない。ピアノ、アルトの甘い中音を始め、シンバル、ハイハットの余分なものの無い高音、それに一番気に入っているところはベース、バストラの空気のように軽い低音がしっかり録音。レンジが広く、セパレーション抜群なので気に入っている。