大学教員 採用・人事のカラクリ (中公新書ラクレ)
レビューじゃないけど、
ゼミの先生の本だからがんばって欲しい。
大学の先生って高校とか中学みたいに分かりやすく教えようと
いう気はあまりないみたいだけど、先生は理解してもらおうという気が伝わってくる
数少ない教授だった。
出す本おもしろいし、本音で書いてるし。
だからこの本もきっと面白いと思う。
般若心経入門―276文字が語る人生の知恵 (祥伝社黄金文庫)
海外出張や仕事でかばんに忍ばせておくお気に入りの本を一冊選ぶとすれば、松原先生の般若心経入門、この本を選ぼうと思います。何度も読み返しながら、だんだんと核心へとちかづいていけるような気がします。
玩具修理者 (角川ホラー文庫)
小林泰三氏のデビュー作。デビュー作品とは思えないほどの完成度。
表題作「玩具修理者」も傑作だが、「酔歩する男」はすごい!読みながら、めまいが。まさに「酔歩」してしまうのだ!
風のかたみ~宮澤賢治へのオマージュ
宮沢賢治フアンなら賢治が作曲している曲があることをご存じだろう。その曲を藤原真理のチェロが美しく演奏をしている。それだけではなく「イルカの日」「チコと鮫」などの映画音楽がまたいい。10年以上も前に1,2度ラジオで聞いたこの曲とその演奏を忘れなかった。とうとう見つけたのは奇跡としかいいようがない。感動の出会いだった。どの曲もいい。おすすめしたい!!
地雷を踏んだらサヨウナラ [VHS]
映画の中で泰造が言う。「俺は(写真が)下手だから、体をはるしかないんだ。」実際、一ノ瀬泰造の写真をみれば、彼はこれからの人なんだ、ということが誰にもわかる。combat photographer と war photographerを日本語ではどちらも戦場カメラマンと言ってしまうが、彼は、combat photographerだ。でも、彼が戦場を撮った写真はたしかにインパクトが強いけれど、戦場から少し退いたところで生活している人々を撮った写真の方が写真としては完成度が高いような気がする。写真の専門家はもしかしたら、そんな一ノ瀬泰造を、写真のみで評価してしまうかもしれない。しかし、映画を見る私たちは、彼の生き方を、彼という人を見て、そして、一ノ瀬泰造を永遠の人にしてしまった主演の浅野忠信を、もう、一ノ瀬泰造そのものと切り離しては考えられなくなる。写真だけでなく、「こんな人になりたい。」「こんな生き方がしてみたい。」と限りなく憧れさせられてしまうのだ。
映画のプログラムにこんなエピソ-ドが書かれていた。『泰造の母が撮影のときに、浅野の背中から小さく「タイゾ-」と呼ぶと、「は-い」とにこやかな笑顔で振り返った。』浅野の後姿を映画で見ると、自分がカンボジアに行って、こんなふうに彼に呼びかけ、「は-い」とふりかえった笑顔を受けとめているような錯覚をもってしまう。浅野忠信の、人の心に共鳴現象を起こしてしまう魅力のためだろう。 とにかく、めちゃくちゃかっこいい映画なのだ。