孫文の義士団 -ボディガード&アサシンズ- スペシャル・エディション [DVD]
兄が出ていると知り、見ました。
感想は、アクション映画を期待していたせいか拍子抜けです。 題材が題材なだけに、完全にヒューマンドラマです。アクション映画ではありませんので注意。
なによりもド兄の出演シーンが少なく、ほぼ脇役です。 これまでの映画のような強さはありませんし、普通にボコられます。 唯一の見せ場である総合格闘家のカン・リーとのバトルも2、3分であっさりと終わり、かなりガッカリしました。
ストーリーもわざとらしくていまいちでした。 感動の押し売り的な…。
とりあえず、ド兄のアクションに期待する方は注意。
どうしても見たければレンタルで十分。
日本でもお馴染みのファン・ビンビンは相変わらず綺麗でした。
天使の涙【字幕ワイド版】 [VHS]
恋する惑星と天使の涙は、王家衛の中でも素敵な作品です。知らず知らずの間に引き込まれていきます、ストーリも難解でなくそれも涙アリ笑いアリで、有り有りが在り過ぎ嬉し過ぎ。そんな映画が高音質のDTS 5.1 Ch Surroundで見られるなんて幸せすぎです。王家衛見るなら2046より恋する惑星・天使の涙を揃えないと幸せになれないです。
孫文の義士団 -ボディガード&アサシンズ- スペシャル・エディション [Blu-ray]
日本から香港に向かった孫文に送られた西太后の暗殺団。孫文到着4日前から香港で繰り広げられる攻防。特に孫文到着後の攻防はカンフーの粋を尽くした贅沢な見せ場が続きます。主役は暗殺団に立ち向かった無名の人々。
歴史の影に散っていった市井の人々の描写がリアルで見入ってしまいました。ドニー・イェンの辮髪姿に感動しました。写真館の娘の纏足など当時の時代考証も忠実にできていると思いました。セットも当時の香港を忠実に再現しています。惜しむらくは、『葉問』ほどの派手なアクションはなく、作品全体が静かな印象を受けることです。しかし、ドニー・イェンとカン・リーの格闘とニコラス・ツェーの演技は光っていました。
監督のテディ・チャンの「情感あふれたアクションを撮りたかった。最初の3日間は人の心を中心に描いている」の言葉通りの作品です。製作のピーター・チャンはアメリカの「24」シリーズに似た作りになっていることを言っています。さて、4日目は一転してアクションの連続。最後まで目が離せません。香港の豪商リー・ユータンの人脈が孫文を守り抜く脚本は優れて情緒的かつ繊細です。映像が綺麗で音も良かったです。BDでの鑑賞をお勧めします。
ラヴソング [DVD]
「明日、自分の身に何が起きるか分からない。怖い、どうすればいい?」 都会で独り働いた人はこのセリフに心打たれるでしょう。 迷いながらも自分の行く先を決めて、挫折して、落ち込んで、また迷って、そんな時に思わず人を好きになって、と転がる石っころの様に止まらない人生。そんな人生をほんのちょっと休ませてくれる映画です。マギーチャンの表情豊かな演技力、ルックスの美しさだけではない、都会で仕事を掛け持って生きる女の人が持つ、危なっかしさ、凛としているが、どこか寂しげな感じ、見事!。 レオンライのコミカルな田舎者の演技、物語が進み、都会慣れしていく様を自然に上手に演技分けています。たっぷりのフィクションと、少しの現実の苦いスパイスが効いたいい映画です。