ANIMEX 1200シリーズ 89 母をたずねて三千里
しかし、星4つの理由は、「かあさんとの別れ」のBGMが、テレビと違うのです。あの別れのシーンは衝撃的で、あの音楽はいつまでも忘れません。しかし、収録されている曲は、クライマックスで、お母さんが病気で看病されている家に、向かう時のものなのです。メロディーは大変似ていますが。サントラのセレクトアルバムには、時々こういう事があります。一番聞きたいBGMが入ってない!とか。映画「ロッキー」のベストアルバムなどを買うとき、メインテーマは入ってるけど、その次に聞きたい、試合が終わったあとの音楽が入ってない!これって、担当者の好みで左右されてしまうのでしょうか。
でも、挿入歌は大変貴重なので、買って損はしません。アレンジャーに、旧銀河鉄道999の交響組曲を書いた青木望などが参加しています。作曲家坂田晃一は、NHKの大河ドラマや、朝のドラマ「おしん」(サンリオ製作のアニメ版も)の音楽も手がけています。しかし、一番曲数が多いのは三千里だった気がします。
GOLF 青木功の世界~驚異のスイング~ [VHS]
日本の男子プロゴルファーとして、国際的な活躍を認められ、2004年には「世界ゴルフ殿堂」入りを果たした青木功さん。
前傾深くハンドダウンし、ベタ足&手打ちで打つそのスイングは、変則と揶揄される事も少なくなかった。
しかし、青木さんは言う。「オーソドックスとは変則で、変則とはオーソドックスである」と。
自らが汗を流し、悩み、作り上げて来たスイングこそ、その本人には一番合っていのであり、他人の言に惑わされる事はないのだ、と。
この自分を信じるという姿勢こそが、青木さんが世界で活躍した原動力なのだろう。
若い頃と比べ、このビデオ当時の青木さんのスイングは、変則の度合が薄まっているが、その流れるようなスイングには、何度見ても魅了されてしまう輝きがある。
青木功になる事は出来ないが、そのエッセンスをひと欠け片でも自分のものに出来れば‥‥‥と思わせて貰える一本である。
ゴルフボディの作り方―ゴルフ肉体改造バイブル スイングが変わる!飛距離が伸びる! (SJ sports)
ゴルフ技術の向上は自己流では難しい。
でも、スイングの基になる身体のトレーニングは、自分で幾らでもできる。
その指南書として非常にわかりやすく書かれています。
納得することばかり!
パットの神髄 (知的生きかた文庫)
■読み始めたきっかけ
ゴルフはもうかれこれ5年くらいレッスンを習っていますが、コース
にあまりでないタイプなのでずっと100を切れずにいます。いい加減に
そろそろ、100を切りたいと思い、購入をしました。
■心に残る言葉
p.52 私はどんな場合でも、強めに打つことを信条としている。届けば、
カップインする可能性はある。届かなければ、絶対にボールはカップイ
ンしない。
→ショートよりもオーバーの方が個人的には心的ダメージが大きいと
感じていました。しかし、カップをかすったり、なめる場面があるの
は強めに打ったとき(オーバー)だけです。これらは、数ミリずれて
いれば、見事カップインです。本当に紙一重です。カップに入れるぞ!
という闘争心や集中力をつけるためには、やはり勇気を持って強め
(しっかり)打つ必要があると思いました。
p.53 カップに対して直線的に狙って打ったという攻撃的な気持ちが、
ゴルフには何よりも大切なのだ。
→確かにアプローチショットでも旗をめがけてしっかり打つというの
は、大切だと思いました。池やバンカーに入れたくないために、狙い
を旗からずらすとさらにずれてしまって結果的に失敗することが多く、
心的ダメージも大きいです。距離的に狙えるのであれば、旗を狙って
アプローチショットを打つ方が結果失敗しても、「ナイスチャレンジ!」
で自分に対して納得できると思います。何事も逃げていては駄目ですね。
p.56 「カップの向こう」にもう一つカップがあると思え。
→カップの周りは思わぬアンギュレーションや芝目がある可能性があり
ます。ボールがちょうどカップインする勢いでは影響を受けます。そこで、
ボール一個分だけ強く打つ。オーバーが非常に怖いですが、次のステッ
プに上がるためには勇気を持って、しっかり打ちたいと思いました。
p.70 上下の傾斜は「両側」から読み切る
→グリーンの上りか下りかは、ボールの後ろからと前から両方から見て
判断をしないと、目の錯覚の影響を受けると言うこと。実践したいと思
いました。
p.144 「左耳で聞くカップインの音」はショートパットの鉄則
→ヘッドアップを防ぐ一つの方法ですね。インパクトのあとすぐにヘッ
ドアップをしてボールの行方を確認したいと思ってしまうと、きっちり
打ち切ることができません。そこで、打った後もヘッドアップをしない
でそのままの状態を維持することを心がけたいと思いました。
■どんな人にお勧めか
パッティングで平常心を身につけたい人に
パッティングを極めたい人に
曽根崎心中 【初DVD化】
増村保造監督作品は決して万人向けではありません。 特に私と同じか、それ以降の世代の観客の大半は、この“曽根崎心中”の狂おしいまでの激情の描写を見て吹き出してしまうと思うのですが、正直に告白しましょうー私はこういうの大好きです。 悪役・久平次のあの悪魔のような洪笑までもー。
ヒロイン役の梶芽衣子さんのらんらんと輝く瞳もすばらしい。 “女囚701号−さそり”や “修羅雪姫”と並ぶ彼女の三大名作の一つだと思います。 名乗り出られない徳兵衛に代わって久平次に啖呵を切るときのカッコ良さ。 しかも徳兵衛がその梶さんのおみ足に軒下で熱いキスを捧げているーという前代未聞のエロティシズムーこれには本当にぶっ飛びました。 “愛憎”という言葉は増村作品の代名詞ですが、まさにその愛と憎をまったく同じ時間軸の中についに映像化してしまいました。 残念ながら日本映画がどんどんやせ細っていった時代の、しかもATG作品なので映像の貧しさは否めないのですが、増村作品の特徴を遺憾なく発揮できた最後の作品(その後の二本は残念ながら良くありません)で、ファンなら押さえておきたい秀作です。 そして増村作品をすでに何度か見てその作風を熟知している方なら、彼の最後の情熱の燃焼に満足行く事は請け合いです。