ふたりはともだち (ミセスこどもの本)
Frog and Toad シリーズの中でもぴか一の傑作です。The Letter は、中学時代の教科書にも載っていたのを思い出します。読んだのが原文なので、翻訳されたものがどのような語り口調になっているのか分かりませんが、非常に分かりやすく、優しい英語で書かれています。特に英語の絵本を読んでみたい、と言う人にはお薦めの一冊です。Frog と Toad のやりとりがおかしくて、それでいてとってもあったかい…。読み聞かせている大人のほうが微笑んでしまうような心温まる一冊です。
薄桜鬼カレンダー2012・卓上型
書下ろしについての意見はひとまず置いておいて、カレンダーとしての評価です。
(確かに「カズキヨネ書下ろし」とは明記されていなかったですしね、と納得させつつ。)
表紙は【桜を愛でる千鶴】ですが、中身は【桜舞う中、戦う隊士達】でした。
凛々しい姿も悪くはないのですが、表紙から和やかな感じを想像していたので、自分としては拍子抜けといった感じです。
黎明録のスチル使用は構わないのですが、せめて、斎藤×永倉のスチルでは、血飛沫は消してもらいたかったような・・・。カレンダーの画としてはどうなんだろう、と思いました。
カレンダーの機能としては不備はなく、画だけの不満ですので、以上のことで、☆マイナス2。【普通】という評価と相成りました!
表紙がすごく綺麗なので☆の追加迷ったのですが、カレンダーとして表紙固定ということはないので、☆のプラスはなしです。
月の誘惑
ちょっと黒人ぽいというか、日本人女性ジャズ歌手にありがちな語尾を伸ばし、鼻にかかった歌い方をしないといころがいい。かわいいだけの女性ジャズシンガーが多い中で、久しぶりの本格派である。選曲も、セロニアス・モンクの「ニカズ・ドリーム」、「ラッシュ・ライフ」コルトレーンのバラードで有名な「セイ・イット」など、粋な選択。これからが楽しみな歌手の一人(松本敏之)
震える舌 [VHS]
1980年作品、「砂の器」の名監督、野村芳太郎作品であるが、このままDVD未発売が続けば幻の映画になる可能性も高いサスペンス映画(ホラー映画でもあります)、まだレンタル店の棚にありますから未見で興味のあるファンは急ぐべし、
「エクソシスト」と表裏一体の作品だとおもう、
「エクソシスト」ではオカルト面への姿勢を強調するために現代医学では治療不能なので悪魔払いが必要と結論され、登場人物達のもつ闇が語られるのに対して、本作ではオカルト面からのアプローチは皆無、純粋に医学的治療を描いた映画にもかかわらず、病魔の進行と介護の疲労から主役である渡瀬恒彦と十朱幸代演じる夫婦の心の闇が徐々に露わになる内容、渡瀬・十朱二人が絶望へ追い詰められてゆく様はサスペンスやシリアスなドラマの域からははみ出したやはりホラーと呼ぶべきものと思います、不安な情緒をいやがおうでもかきたてるバッハと芥川也寸志の音楽も良、子役と子役の家族の勇気には観客の一人として純粋に感謝の気持ちを表したい、
残念ながらエクソシストほど緻密な脚本ではない(原作は三木卓の小説)、加えて撮影に不満を覚えます、治療の為に暗室へ隔離されるため真っ暗なシーンが長くとても見づらい、おそらくはいわゆる「アメリカの夜」的なフィルター利用による撮影から、フィルムの性能向上により暗い状況はそのままフィルターを使わずに暗い照明のまま撮影されるようになったのだとおもうのだが、初期であるがゆえの技術的未熟さだったのだろうと考える、撮影は砂の器の名人・川又カメラマンだったのだが、
松竹は本作の3年後には「きつね」というエヒノコックスを題材にした作品も発表しているのだが、きつねに関してはビデオ化もされておらず本当に幻の映画、ステイ・ゴールドもそうなのだが、ずいぶんと宝の持ち腐れの多い会社だとおもう、
ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)
「がまくんとかえるくん」のシリーズとして,日本語版も出ている本です.
今日もやることがいっぱいあるなあ.忘れないように書いておこう,
ってな感じでToadはリストを作ります.
- Wake Up
- Eat Breakfast
- Get Dressed
- Go to Frog's House
・・・
- Go to Sleep
一つずつチェックしながら,行動するToadでしたが,
やがてリスト通りに行動しないと気がすまなくなってきて...
ほのぼのとしたお話が5話収録されています.