LIVE!*III~DVD Video Edition
灰汁の強い二人の個性が見事にマッチした素晴らしいライブです。これが日本人二人で演奏されていると言うことがまた驚き!
「Oleo」や「GeeBaby・・・」など、大阪のおばちゃんパワーを全開にした綾戸のアドリブを完璧に伴奏出来るのは山下洋輔を置いて他に居ないのではないだろうか? また時に暴力的な山下のピアノの魅力に負けないボーカルと言えばまた綾戸しか居ないであろう。多少悪のりしている部分も無くはないが、日本のジャズボーカル史上に残る歴史的名盤と言っても過言では無いであろう素晴らしいライブDVDだと思う。スタジオ録音では決して現れない綾戸の魅力全開のライブです。
もけら もけら (日本傑作絵本シリーズ)
子供が10ヶ月の頃に購入したのですが、一見すると何の意味があるのか
わからない言葉の羅列に、子供は当初から興味津々の様子。それに絵がこれまた、よくわからない??晩年のピカソのような抽象的な絵に
子供が引き付けられているのがよくわかります。とにかく、子供が泣いていても読み聞かせをはじめると泣き止みます。(笑)それにお気に入りのページもあるようで絵をよく触っています。とりあえず、
買って良かったと思っています。面白い本ですよ。
山下洋輔の文字化け日記 (小学館文庫)
ジャムライスのホームページで、文字化け日記という最近の連載を知りまして、10年ぶりのヤマシタエッセイとのこと。文字化けのタイトルからそうで、インターネット上で読まれるのにピッタリといった間合いで、絵文字文化的ぎゃぐが、そこかしこに埋めこまれてるのに興味津々。
山下洋輔近著をパラパラとみてみると、集英社の「ドバラダ乱入元年」が、小説ドバラダ門のその後を補足したエッセイという体裁をとりつつ、面白ネタ・話題が練り込んである傑作小説といっていいものにみえた。
それで、山下洋輔ニューヨークトリオのニューヨークの日々やエピソードをえがいた「風雲摩天楼まてんろう秘帖」、演劇の鴻上尚史氏らとニューオリンズからセントルイス、カンザスシティと地元のミュージシャンと演奏しながら旅していく「アメリカ乱入事始め」なども読みなおしてみた。
やはり不動の面白さなのは「エッセイ・コレクション」にも収録されている、(ピアノ弾きよじれ旅)、(跳んだ)、(ピアニストを笑え)、(ピアニストにご用心)の名作(ピアニストを二度笑え、手を出すな・未収録)。
70年代からのヨーロッパツアーやジャズフェスティバルでの即興や演奏場面の描写の刺激、本を読んで笑いころげるというまれな、爆笑ネタの飛躍していく傑作の数々。ハードボイルドタッチの東西ヨーロッパ演奏旅行記のなかには、抒情的で感動的な話もあって、ジャズ・ミュージシャンによって書かれた、いまだにこえられていない青春ジャズマン旅話。
ドオン! (日本傑作絵本シリーズ)
鬼の子と少年を中心に親や動物達が大セッションを繰り広げます。それぞれの特徴のある太鼓のリズムが、個性的でとっても楽しい絵本です。読んでる方も聞いてる子供達も、そのリズムに思わず体までリズムを取り始めてしまいそうな勢いです。さすがはプロのジャズピアニストの作った絵本だと思います。絵も長新太さんの作品ですから、個性的で面白さを倍増させています。子供達もとっても喜んで盛り上がりました。目と耳と体全部で楽しめる絵本だと思います。
ダブル・レインボウ~結成40周年記念! 山下洋輔トリオ復活祭ライヴ [DVD]
いや〜、往年と比較すればパワーダウンは否めないが、立派にすげぇ。
映像でも聴衆の年齢層にある意味で驚く。年配の方々が多く「この音」を聴いているんだから。
間違いなく買いですよ。