ビハインド・ザ・マスク [DVD]
ストレートなホラー映画ではありません。
『自分を殺人鬼だと思い込んでいるだけの、ホラー映画マニア』だと思って取材をしていた青年が、実は本当の殺人鬼だった…というアイデア勝負の映画です。この青年は余りにも明るく、素直に取材に応じてくれて、日常生活もカメラの前で全て見せてくれるので、取材している女性記者はちょっと変な人だと感じながらも興味本位で取材を続けるのですが、ついにカメラが回っている前で本当の殺人が始まってしまい…というストーリーを、取材カメラマンの視点という体でドキュメンタリータッチに語っています。
ターゲットが逃げないように周到に準備をしたり、確実に追い詰める為に体を鍛えたり、すぐにセックスを始めるバカップルは真っ先に殺すなど、ホラー映画のあるあるネタを解説しているかのような前半部分にニヤリとさせられます。この部分はホラーというよりコメディです。それでいて、後半はドキュメンタリータッチから劇映画タッチに切り替わり、ホラー映画としてちゃんと楽しませてくれます。正直冗長と感じる部分もある前半を補うだけの面白さはあると思います。
ウクレレ・YMOとその周辺
良いですね〜、嫌いじゃ無いです。
シンセとは真逆のアコースティックな楽器での演奏を聴くとYMOの楽曲の懐の深さを改めて感じます。
ウクレレの音色は確かにゆるくて『ホワァ〜ン』としますが、演奏は全然ゆるく無く、カッコいいです!!
ただ残念なのは… スネークマンショーへのオマージュ(?)的なものが入っているのですが、これがビックリする位面白くない!!
あれは無くても良かったかもなぁ… なので星4つ。
Behind the Mask
このアルバムは初めてリアルタイムで買ったマックなのだけど、リンジー後である。言わば毒素が抜けたマックで、先輩が卒業して部員が減った部活動のようなアルバムである。
クリスティンが一人気を吐いている・・・吐いているはずがもう心ここに無しといった感じで、風のような曲である。スティーヴィーももうどうでもいいわと言わんばかりの結構適当な曲だったり・・・どうすればええべ??
リック・ヴィトーはこんな状態のバンドの中でよく頑張ったと思う。思い切ったアプローチはとても出来なかったろうが、それでもルーツに立ち返ってブルースっぽいギターを随所の挿しこんでいる。ここが、このアルバムの聴き所か。
しかしながらこの後のマックはとんでもない方向へ舵を切ってしまう・・!・こうなったらもうどうしようもなかったのだ。
KISS―ビハインド・ザ・マスク
Kisstoryを知るためには必読の1冊です。kissologyを見て、これを読むと映像の背景がわかって面白かったです。私は無類のAceファンなので、彼がどんな思いでKISSを去ったのか、また、そんな彼をGeneとPaulのほうはどう見ていたのか、そんなことに感情移入しながら読んでいたので、ちょっと苦しくなってしまいましたが…。でもそれだけ、メンバーの素顔に迫る描写が豊かで、読み応えのある本だと思います。