連続ドラマW 下町ロケット [DVD]
原作が池井戸潤といえば空飛ぶタイヤを思い出す方も多いのではないでしょうか。
その空飛ぶタイヤのスタッフが再集結し、キャスティングには三上博史、寺島しのぶ、渡部篤郎など豪華メンバーを揃えた本作品。
否が応でもこれだけでこのドラマへの期待は最高潮に達するでしょう。
しかし期待だけが大きくなりすぎて、いざ見てみると期待はずれでがっかりというのが世の常であります。
がしかし、そんな心配はご無用。
きっとあなたのその期待を凌駕すること間違いないです。
空飛ぶタイヤの時もそう感じたのですが、映画全体の構成や演出は文句のつけようがなく大変良い。
中小企業の社長・佃航平(三上博史)と宇宙航空部部長の財前道生(渡部篤郎)。
はじめ佃をただの中小企業のいち社長としかみていなかった財前が、佃の生き方、考え方に共感していき、徐々に佃側に考えがシフトしていくさまは
じつにみものですね。どこか頼りないのだが信念と情熱をもった社長の佃。大手企業の方針と佃社長の情熱に揺れ動かされる財前の心境。
二人の演技力にはもう脱帽です。自然と感情が移入していきます。
個人的な意見ですが、裁判の進行状況が少し淡々としすぎた点が残念。ドラマ全体の尺を考えれば仕方ないとおもいますが・・・
あと裁判長である相島一之さんの活躍がもっとみたかったです。いい役者だけに出番が少なすぎる・・・
映画を見た後に原作を読んだのですが原作も相当おもしろいですね。
本作品は台詞など原作にかなり忠実に作ってあるなと感じました。
間違いなく今年一番の秀作だと私は思います。
でお値段の方はと・・・Disk三枚セットで一万円ですか。
このドラマの台詞を引用してあえていわせてもらいます。
金の問題じゃない
これは見るか見ないかの問題だ。
Vega!―原田夏希ファースト写真集
原田夏希は十分にスターになる要素を兼ね備えていたことが、この一冊で証明されています。ただ事務所が悪いのか彼女が悪いのかわかりませんが、この時点での彼女のポジションとこの写真集の版元から発売されている同種のものと比較して考えても、写真集というフィールドでコアなファン層を獲得しようという熱意に欠けます。よって実用性は微妙です。彼女の女優としての現在の中途半端な状況はこの本から変わってません。ただホントにかわいいんだけどね!中古市場での高評価は納得できます。
はじめてのイタリア紀行―原田夏希写真集
朝ドラの素朴なイメージが強いのと、その後学業があったために女優一本といかなかったこともあり、まだ原田さんの魅力の多面性は、それほど広まってはいないかもしれません。さりげない可愛らしさ、はにかんだときの愛らしさなどは、「わかば」をご覧になった方にはお馴染みでしょう。しかし、TSUBAKIのCMでも見せたように、最近では珍しいくらい女優然とした正統の美しさ、清楚さを持っている人でもあります。こうして、幅広い表情を出せるのが彼女のいいところです。
グラマラスというわけではないですが、スタイルも美しい。細身で引き締まった身体に程よく隆起した乳房など、見事なものです。パッとみて華々しいタイプとは少し違うかもしれませんが、だんだんとひきつけられる人は多いと思われますので、色んな意味でこれからの活躍に期待したいですし、また写真集も出していただきたい。
20歳前後で持て囃される女優も多いですが、原田さんは20代の半ばから後半にかけて、人気を増してスターになるだけの素質を十分持った人であるように思う。確かに本作は演出過剰な感もありますが、結果的に原田さんの魅力の一面を強く打ち出していると思います。そんな彼女の素顔を味わえる写真集なので、今後に期待しながら多くの人に楽しんでもらいたいと思います。
僕の初恋をキミに捧ぐ メモリアル・エディション [DVD]
ある田舎の病院。心臓病で20歳までの命と宣告された少年、逞。
そして逞の主治医の娘、繭。幼い2人が出会い、恋をします。
しかしその恋は、悲劇的な結末が決まっていた恋でした。
少女漫画を原作に、2009年に日本テレビなどが制作した映画です。
主役の2人を当時旬の俳優、井上真央・岡田将生が演じており
それがこの映画の売りにもなっています。
タイトルからラブロマンスと思って観ましたが、少し違いました。
一度しかない恋愛の切なさと、命のはかなさを同時に描いたドラマ
といった感じでしょうか。それらの切なさ、はかなさを音楽も引き立てます。
結末が分かっていても、止められない高校生の熱く甘い恋。
若いっていいなあと、柄にもなく感傷的になってしまいました。
ハチミツとクローバー DVD-BOX
本作品はドラマになる前に同タイトルの映画が公開されましたが、映画のほうはイマイチでした。確か映画版のレビューでは星2個をつけたと思います。今回のドラマ版が放送が決まったときは、「映画があんなんだったから、ドラマもたいしたことはないだろう」と思っていましたが、そんなことはありませんでした。今クールで一番面白いというほどでもありませんでしたが、映画版と比べると30点は違います。
ドラマ版が映画版と比べて違うところは、まず細かいところまで出来ていたところでしょう。映画版は時間の都合もあったでしょうが全てに中途半端な印象が強かったですが、ドラマは細かいところまで描けていたと思います。
そして、映画版とドラマ版の最大の違いは、やはりキャストでしょう。映画版のキャストも悪いわけではありませんが、ドラマ版と比べると少し見劣りする感じがします。キャストで一番よかったのはやはり成海璃子と生田斗真でしょう。特にはぐみ役の成海璃子はよかったです。映画版ではぐみ役をやった蒼井優はすごくよかったのですが、今回の成海璃子は蒼井優と比べても遜色ありませんでした。
映画版を見てガッカリした人はドラマ版を見てみることをお勧めします。でも、「原作の大ファン」と言う人は見ないほうがいいかもしれません。原作は未読ですが、原作物というのは多かれ少なかれ原作とは違うものですから。