バカラック、ルグラン、ジョビン―愛すべき音楽家たちの贈り物 (Serie′aube′)
バート・バカラック、ミシェル・ルグラン、アントニオ・カルロス・ジョビン、音楽好きなならだれもが知っている三人の偉大な作曲家への愛情あふれる、エッセイ。
各パートで、それぞれの音楽を聴きながら読み進めるとまた格別!
お勧め作品的な記述もあるので、それも参考になります。ただし、残念ながら廃盤も多いですね。
ベスト・オブ・エルヴィス・コステロ
'86年までのシングルに'98年マーキュリー移籍後の2曲を加えたベスト盤。
CD1枚にコステロの名曲が収まるわけはなく、数あるベスト盤とさほど変わらない内容になってしまったのも残念な気もします。
初期の4.6.7.等がわりと有名ですが、12.16.をはじめ全曲ファンの間では常に人気上位の曲ばかりです。
最後の3曲は映画主題歌にもなって、バカラックとの共作19.はグラミーにノミネートされました。映画「グレイス・オブ・マイ・ハート」も音楽ファンにはたまらない内容でした。
'89年~'96年までのワーナー時代は抜けてしまっていますが「エクストリーム・ハニー」というコステロ自身選曲のベスト盤があります。
またイギリス盤とアメリカRHINO盤は2枚組で全時代を網羅のうえ、アルバムやシングルB面の人気曲も収録していてお得です。
歌詞カードがいらない方はそちらをどうぞ。
クリス・ボッティ・ライヴ! [DVD]
ヴォーカル陣が完全に引き立て役に徹しているのもいいですね。いつもは歌をじっくり聴くのですが、クリスの気持ちのこもったトランペットに会場も大満足のひと時でした。新旧のバラエティーなヴォーカル達は友情出演だっとのでしょうか?もう少し、歌わせてほしかったなあ。特にJill Scott,Gladys Knightは大貫禄で見ごたえがありました。それにPaula Coleが歌う『The Look of Love』もなかなかですよ。それと、まだ高校生のRenee Olsteadは可愛らしくこれからが楽しみですね。日本ではまだまだのクリスですが、アメリカではもう完全にひとつの時代を築いています。これからもいろいろなヴォーカリストを招いてこのようなLIVEをDVDにしてほしですね。
キーボード・マガジン 2008年 5月号 [雑誌]
坂本龍一のピアノスコアが3曲も掲載されているとのことで、久しぶりに購入しました。
それもさることながら、濃くて深いクラビネットの特集に「うーん」とうなり、「さすがはキーボードマガジン。ちゃんと毎月買わないと!」などと思いながらページをめくると、連載がことごとく「最終回」!
なんでかな?と不思議がりつつ奥付を見れば、月刊は今号で終わり、次回からは季刊誌に変わるとのこと! モーびっくり!!
わが音楽道楽人生、特に青春時代においてほぼ唯一の情報源だった本誌。現在のような情報過多な時代ではなく、しかも地方に住んでいた若かりし僕にいろんなことを教え知らせてくれたキーボードマガジン。感慨至極であります。
歴代の編集者さんやライターさん、ありがとうございました。
マイ・ピアノ・メモリー
表現とは、どのジャンルでもその人の人柄がしのばれると思いますが、ビージー・アデールはまるで歌うようにピアノを弾く人だなと、聴いていてその安定感、包み込むような表現力、そして健全な明るさ。円熟はしていますが、それが軽やかなタッチで若ささえ感じます。本当にこの方のピアノには癒されます。多分素顔もチャーミングな方だと思いました。ボーナストラックが5曲というのも嬉しかったです。本当当分このアルバムばかり聴きそうです。