バラが咲いた (講談社コミックスDX (1726))
照れ隠しのようなおちゃらけた本人のあとがきとは別に、「恋文日和」などかなりロマンティックな作品を発表するジョージ朝倉の初期短編集。どの話もかなり純愛、かなりロマンティック、今の作風の原点を読んでる気がします。表題作『バラが咲いた』を始め、やっぱりジョージ朝倉の描く恋愛、そしてセリフは素晴らしくロマンティックだと思います。こんな恋愛、今だからこそ有り得るような気がします。必読の一冊です。
コテージに咲いたばら (ハーレクイン・ロマンス)
大切な育ての親である叔母を病で亡くし、その後生活に追い詰められても意地と二人づれで頑張ってしまうヒロイン。そして、そんなヒロインがどうにも気に入ってしまったヒーローのお話です。なんとかヒーローとの結婚をもくろむ意地の悪いヒーローの後輩の女医が出てきてヒロインを追い詰めますが、読者からはヒーローがヒロイン一直線なのがよくわかるので、安心して(?)読めます。このお話を読んで判るのが“人の噂”が如何に無責任かということ。たぶんベティ・ニールズはそのことも言いたかったのではないでしょうか。 あと、叔母さんが亡くなるシーンは何度読んでも涙が出ます。