人妻官能浪慢FILMS〜同・級・生 [DVD]
かつての同級生。片や事業で成功して立派な邸宅を構え、片や落ちぶれて庭師となって再会。その同級生には美しい妻がおり、それはかつて憧れた女性だった……。登場人物3人がみんな同級生という、ストーリーに一捻りの跡が見られる作品である。しかし、それにしても回想シーンだし麗しいとはいえ、しっかり熟女な町村小夜子さんに体操着&ブルマでのカラミを演出する監督はチャレンジャー。それに応えた町村さんにも天晴れと申し上げたい。最終的には変わった性癖がエスカレートした夫の元から逃げ出して庭師との純粋な愛を確認する結末で、全体的にソフトではあるのだが、自分の邸宅に庭仕事に訪れた同級生に見せつけるような情交におよぶ場面が、庭師の目線、つまり家の外から2階の窓越しに見上げる格好で撮影されていて新味。できれば庭師の目を気にして妻がもっと恥ずかしがったり拒んだりした方が雰囲気が出たと思うが、これはこれで悪くなく、なかなか印象的なシーンだった。
GLORIA
ZIGGYさんの代表曲にふさわしい1曲だと思います。どことなくメロウな曲だけどみんなで歌えるのが不思議な魅力。
裏ジャケットのケバいルックスと曲のアンバランスさがなぜかいい。
ベースソロ最高。聴いた事のない方はぜひ聴いていただきたい。
同・級・生 (文春文庫)
大学の同級生・恋人が社会に出てその後どうなってゆくのか、を描いています。これが、かなり身に積まされるエピソードばかりで、思わず自分を投射してしまいます。学生時代の甘ったるい日々や青っぽい正義感が、有無を言わせぬ組織の掟に従って、自分自身も変わってゆきそうになるのですが、どうしても甘く切ない学生の頃を引きずってしまう。それは幻にしか過ぎないのですが・・・。恋愛をテーマにした作品をお探しの方にはお勧めです。漫画なんか、とお思いの方には是非読んでもらいたいと思います。
同・級・生 (小学館文庫)
なつかし~。
高校生の頃、漫画雑誌に連載されていた頃はあんまり面白いと思わなかったのです。絵は描写的でないし、第一ストーリーが理解できなかったし。で、大学に入って、ちょっといいな、と思ったのですね。自分のまわりにありそうでない恋愛の描写。現実にあるどろどろしたものを多少残しつつ、適当に解毒する距離感。就職から結婚という終身雇用時代における大切な人生の決定過程において揺れ動く20代の心のゆらめきを上手く描写しつつ、本当に触れたくない恋愛の醜さはさらっと流す微妙な感覚。大学生の頃って、恋愛のことばっかり考えていたものです。
さて、今になって、実はお見合いもしてみたり(そしていろいろないざこざにあってみたり)、アメリカに留学もしてみたりして、結構、自分史的にかぶっている部分あってのことでしょうが、なんとなく過ぎてしまった、そして自分では(似たような時間をすごしつつも)経験できなかった青春って奴がそこに描かれている感じがして、いいんだなぁ。名作だと思います。それは多分、過ぎてしまった時間に対する郷愁に過ぎないのかもしれないのだけど、本当にイイカンジに感傷的になってしまうマンガです。優れて個人的な問題のような気もしますが、とても好きな本です。