サガ3時空の覇者 Shadow or Light
〜はじめに〜
今までsagaシリーズを遊んだことがなかったので
私はこのシリーズの伝統やら、固定観念みたいなものをよく知りません。
ですから、とりあえずゲームとして感じたことを書いておきたいと思います。
〜システム〜
まずシステムについてですが、
第一印象は、
「複雑で分かりにくい。」
というものでした。
レベルの概念がなかったり・・・はたまた敵がおとした肉とかネジとかで職業がかわったり・・・と、初めての私にとって、けして分かり易くはなかったです。
一応、システムに関していろんな説明をしてくれるキャラがいて、親切な説明をくれるんですが
とにかく "理解しなきゃいけないシステムが多すぎる" 。
これは、商品としてあるまじき姿じゃないか!なんて思ったりもしました。そのくらい多いです。
そして結局いまひとつ理解しないままなんとなく進めていきました。
一応進めるには進めるのですが、ただの単調作業でつまらないので、途中で飽きてしばらくプレイするのを敬遠していました。
しかし、その後攻略サイトを見てようやくこのゲームの遊び方が分かりました。
(システムを丸々理解しないと楽しめないっていうのもおかしな話ではありますが)
批判みたいなことばかり書いてきましたが、
その後は、もう本当に楽しかったです。ボス戦でボスをいたぶってモリモリステータスをあげたり、いろんな耐性をつけて無敵のキャラを作ったり。
と本作の斬新なシステムを存分に楽しめました。本当に楽しかったです。
まとめると
「分かりにくいシステムだが、遊び方が分かればとっても楽しい」
みたいなところでしょうか。
〜ストーリー〜
ストーリーに関しては
まあ80~90年代の王道ストーリーじゃないですか。いいと思いますよ。
でも、最近のRPGの複雑な内容に慣れてると物足りなく感じるのかなあ。
映画じゃあるまいし、このくらいがちょうどいいと思います。もちろん個人の見解です。
つまり
「ストーリーに関してはレビューに頼らないで自分で判断した調べたほうががいい」
ということだと思います
(あと、シリアスになりすぎず終始ちょっとギャグっぽい主人公たちの会話が個人的に好みでした。)
〜バグ、その他〜
これだけ時系列を行き来するゲームなのに
"バグがほとんど無い"というのには本当に感心しました。
相当頑張ったんだろうなあ(リメイクということもありますが・・・)。
やりこみ要素も申し分ないほどありますのでご期待ください。でもたぶんコンプリートは結構きついですよ。
あと最後は魔法無双ゲーになりますが、それもそれでけっこう楽しかったです。
それでは私のレビューは以上になります。長文で申し訳ありません。
いろいろとつたない部分もありますが、皆様のお買い物の参考になれればうれしいです。
サ・ガ3 時空の覇者
GBの「Sa・Ga」シリーズ最終作。
アイテム設定、ゲームシステム、ゲームバランス、世界観等、前作までの「Sa・Ga」らしさを見事に消してしまいました。RPG全般として評価すれば十分に良作と言えるでしょうが、前作までのファンにとっては厳しい出来ではないでしょうか。
ジャンプを利用する移動方法や、やや哀しいシナリオ、ステスロスによる時代を超越するシステム等、見るべき所も多いのですが…
RPGに飢えている方ならば、普通に楽しめるかとも思うのですが、流石に今プレイすると厳しいものが有るかもしれません。
音楽に関しては相変わらず素晴らしいと思います。この部分は三作共通で最高の出来ですね。
サ・ガ バトル楽曲集
私はGBからサガシリーズをプレイしましたが、長くシリーズに親しんだものとしては聞くだけで様々な気持ちがあふれてしまいます。
原曲収録というのがまたそれに拍車をかけます。サガシリーズと共に成長してきたような、サガを愛する人にはお勧めです。思い出の力で名曲補正がかかりまくることでしょう。
逆に、思い出がない人にはGBのサガシリーズなどの曲はただのショボイ曲にしか聞こえないと思うので注意が必要です。
Sa・Ga 全曲集
今年でシリーズ20周年を迎えたSa・Gaシリーズですが
この原点であるGB3部作をリアルタイムで遊んでいた人は、今ではどれくらい居るのでしょうか?
当時、ゲームボーイ初のRPG(実は携帯ゲーム自体でも初)という触れ込みで発売された魔界塔士Sa・Ga、その正統な続編の2、そしてやや変化を起こしながらも、やはりSa・Gaの血を引いた3。
音楽と言う観点で見れば、1は植松伸夫氏、2は植松伸夫氏と伊藤賢治氏、そして3は笹井隆司氏と、まさにバリエーションに富んだラインナップ。
それらの曲を余すことなく収録したこのCDは、実に贅沢な商品と言えるでしょう。
特に、今ではゲームミュージックファンならまず知らない人は居ないであろう伊藤賢治氏のデビュー作が何をかくそう、このSa・Ga2であり、通常戦闘曲の「必殺の一撃」では、ファンの間ではお馴染みの「イトケン節」が既に垣間見えるところには流石と言わざるを得ません。
GB音源などは、今の次世代機の音源に比べれば、音数も少なく音色もチープでしょうが、そんな音源の違いを忘れさせてくれる程に、このCDに収録されている音楽は、古き良きサウンドを我々に強く訴えかけてきます。
先日、Sa・Ga2もようやくリメイクされたことですし、これを機に是非1度、オリジナルを知らない世代(リメイク版のみをやった人)にも聴いて欲しいと、いちオールドゲームファン、そしてゲームミュージックファンとしては願わずに居られない作品です。