わが星 『OUR PLANET』 [DVD]
震災から一ヶ月が過ぎたころ、三鷹市芸術文化センターで「わが星」を観劇しました。ラップを取り入れた舞台だと聞いていたので、最初の内はそうかこんな感じかと思って、正直少し退屈を覚えながら観ていました。しかし後半、気づけば涙がぽろぽろこぼれ落ちて最後までずっと泣きっぱなしでした。震災後、一度も泣いてなかったからでしょうか。悲しいわけでもうれしいわけでもなく、ただただ涙がこぼれました。
ちーちゃん(地球)には帰る家があり家族がいた。震災後、それが当り前ではないとわかり、日常がどんなにかけがえのないものか痛感しました。地球が誕生して滅びるまで。人間が生まれて生きて死ぬまで。変かもしれませんが今頃になって生きて死んでいく覚悟ができた感じです。
この舞台を観に行って良かった。たくさんの人に観てほしい作品です。
everyday is a symphony
何度聞いても良い!
小気味良い♪
ふと立ち止まってしまう★
リズムの取り方も
頭打ちの日本人ノリが頻繁なのにおしゃれ↑
計算外の
アルファーファが含まれているがごとく
何十回の視聴にも耐えうる新鮮で飽きの来ない作りこみ?!
このように聞こえるのは自分だけではないのではないでしょうか!?
知ってるかい?
往々にしてカバーはオリジナルを越えることなんて稀だけど「7」なんて北原ミレイのオリジナルに迫る魅力があります。それにしてもこの4人の耳に跳び込んだ音はすべてが「ブルース」になるんだろうな。
見仏記 (角川文庫)
「抱腹絶倒」はしなかったが、かなりおかしかったし、それ以上におもしろかった。
生前のブッダは偶像や超常能力を否定したが、死後数々の仏像が作られ、各地に生きていた神々と融合して「神格化」して行く。「仏ほっとけごみ屋さん(西暦538年仏教渡来)」以来、当時の権力と結びついて、急速に仏教が根付いた。渡来した新しい神々である仏の勢力拡大の背景には、カッコいい「舶来」の神々を模した仏像が一役も二役も買っていたのではないか? という考察にはうなった。
当時の日本人は、ハリウッドスターやロックスターを見るような感覚で、仏像に魅せられ、これをカッコいいと思い、あるいはエロスまで感じてしまったと断言するのだ。この感覚がすごい。それだけ、今の仏教が庶民にアピールする力を失ったせいかもしれないが、それはまた別の話。
仏教は日本人の宗教となったが、仏像はあくまでも異邦人であり続けた。それは、日本人とは異なるオーラを発することで仏が庶民の熱狂的なパッションに火を付ける存在だったためかもしれない。いや、そうでなければ、あれほどまでに急激な仏教の普及の理屈がたたない。その土地土地に生きていた土着の神々(本書の中では「由来」と表現される)までが、仏像として神格化されるが、みうら・じゅんは「由来は苦手。伝来のかっこよさが好き」と語る。軽い気分で見仏しているように見えるので、読みやすいが、いとう・せいこう的な思考にすぐ陥りがちな私には、結構考えさせられることの多い良書であった。
BBC ワールド・アニマル・カップ ~スポーツの祭典 [DVD]
人間大の動物や虫たちが繰り広げるワールドカップという発想がすごいとともに、選手や観客、大会スタッフまで本物の虫、動物ばかりという面白すぎる映像でした。 会場の至る所CGは使ってますが、選手たちは拡大処理以外まったく脚色されない本物、そして変に彼らに台詞をつけるわけでもないところが好感が持てました。 選手たちの奮闘と会場の熱狂ぶりが妙に笑いと感動を誘う素晴らしい大会でした。 いとうさん、ムツゴロウさんのユニークで愛情ある解説実況もほほえましいです。素晴らしい企画を実行してくれたBBCと出演した生き物達に拍手を送りたいです。