本作の舞台は、第二次世界大戦中のロンドン、主人公のヴァイオレット（ヴァージニア・マッケナ）は、
　英国人の父とフランス人の母を両親に持つ年頃の女性です。ふとしたきっかけから、フランス外国人部隊のサボ中尉（アレン・ソーロー）と知り合い、　
　結婚しましたが、夫は生まれてくる娘の顔を見ることなく戦死します。
　若くして未亡人になったヴァイオレットは、フランス語が堪能なことから、イギリス軍からフランスでスパイ活動をするよう勧誘され、
　さんざん迷ったすえ、その任務に就くことを承諾します。
　猛訓練をうけ（このシーンは結構ユーモアがあります）、彼女はルーアン地方のレジスタンス勢力との連絡係を担当し、無事任務を遂行します。　
　ロンドンに帰ったヴァイオレットは、今度は、ノルマンジー上陸作戦を成功させるための、後方攪乱作戦を命じられます。
　パラシュート降下で無事目的地に降り立ったバイオレットは、仲間と車で目的地に移動しますが、ドイツ軍と遭遇し・・・・
　ワンコインDVDとバカにしていましたが、画像もそれなりに綺麗だし、なんといっても内容が中々面白いです！！
　監督は、ルイス・ギルバート、007は二度死ぬ、私を愛したスパイ、ムーンレイカー　等で有名ですが、
　考えてみるとこのようなスパイ・アクション物はお手の物ですね！！
　2人の出会いのシーン、猛訓練のシーンはユーモアもありますし、
　ドイツ軍から逃走するシーン、列車が爆撃を受けるシーンは中々の迫力です。
　なにはともあれ、ストーリーの起承転結がきちんと設計されています。さすがルイス・ギルバートです！！
　主演のヴァージニア・マッケナは、野生のエルザの主演でよく知られています。フィルモグラフィーを見ていると、　
　悪魔が最後にやってくる！でカーク・ダグラスの妻の役で出ています・・・私もレヴューしています・・・
　中々の名優ですが、意外な作品に出演していてびっくりしました！！