“本物のお金持ち”と結婚するルール―ホリエモンの恋愛講座
私は、堀江さんの言っている事、よく分かります。
・多くの女性たちが、「やっぱ男はお金がなくちゃね」と、お金持ちをターゲットにした
婚活に励んでいるが、「お金持ちと結婚したい」というのは、「自分を幸せにしてくれるだろう」
「幸せは誰かが与えてくれる」といった、安易な気持ちや、依存感のようなものがあるから。
・「お金持ちの男性」は、忙しい人が多い。「ずっと私と一緒にいてくれる人」を望んでいる人は、
お金持ちと結婚するのに向いていない。
・女性側に、「私が幸せにしてあげたい」と思う気持ちがなかったり、お金持ちの主人(彼)が
多忙である事を受け入れられないと、お金があっても結局は現実に押しつぶされ幸福になれない。
一般的にきちんとした仕事をして高収入の人って、やっぱりすごく働くし、多忙です。
この本は、漠然とお金持ちに憧れている女性にとっては、現実的な内容だと思います。
お金持ちの男性にとっては、当たり前の事を言っているだけの本と感じると思います。
R35 Sweet J-Ballads
このオムニバスはなぜヒットしたのだろうか。
確かに、大ヒット曲を揃えたからということもあるだろう。
でもそれだけじゃないと思う。ここでは30歳ではなく35歳というところがポイントなのだ。
もちろんこのアルバムはさまざまな年齢層で受け入れられるだろうが、35歳で生じてくる、大人のどこか不安で微妙な心理状態を見事に突いてきていると思う。
そしてこの曲順がいい。特に4曲目「Get Along Together」から8曲目「クリスマスキャロルの頃には」へ至る流れ、そして14曲目の「壊れかけのRadio」からラストに「世界中の誰よりきっと」を持ってくるあたり。
この曲順を意識的に考えたのならさすがであり、この展開にこそ35歳であることの意義がある。
もちろんオススメの一枚。
あと、似たような企画ですが、2枚組、30曲の「クライマックス」もいいよ。
センチメンタルな旅・冬の旅
私は、写真に関して全く造詣が無く全くの無知です。親が写真が趣味でたまたま家にあった本を手に取りました。荒木氏は奇抜な風貌。。この程度しか知りませんでした。
こんな、私ですがこの写真集を見て胸が詰る思いでページを捲りました。この写真集においては写真撮影の技術や構図の巧みさというのはあまり感じませんでした。荒木氏もこの写真に関してはあまりそのような事を意図していなかったかもしれません。妻の死の直前直後だけに、思いの丈を気の向くままに、おもむくままに撮りたい衝動と共に撮ったような印象を感じました。それだけに、私のような写真に関して素人な人間でもストレートに写真の感情が伝わってくるようでした。
この写真集を見ていると荒木氏の写真と共に閉じ込めたその時の感情が、私がページを開く度に伝わってくる感じがします。「写真」というのは、字の如く真実を写す事なのでしょうが、その時の撮影者の気持ちを「映す」というのが写真の真髄であるし、特別な構図じゃなくとも、特別な撮影技術じゃなくとも、素人でも伝えられる物こそ写真なのかな?と感じました。
例えば、例を挙げると妻が亡くなった後の車窓からの薄暗く流れる風景は、私の祖父が死んだときに見た車窓からの薄暗く重々しい風景とシンクロしましたし、その感じが荒木氏の心象風景そのものだったのでしょう。妻の死後に窓辺を見つめる猫の写真や溶けていく路傍の雪それらも全て著者の思っている感情の反映に他ならない気がします。感じ方は人それぞれでしょう。
暫らくの間、麻痺していた私の感情を久々に動かしてくれた気がします。
あなたの恋愛がうまくいかない本当の理由 ~傷ついた心を癒す恋愛セラピー~
恋愛でのつまずきは、私たちに大きな学びを授けてくれます。自分らしく幸せになれるよう、悲しみの中に様々なギフト(気付き)が隠されているのです。
と言いつつも、私も同じパターンの恋愛と別れを繰り返しており、心が弱っていたせいか、的を得た分析に胸を痛めながら読み進めました。しかしその痛みは、前向きになろうとする心の合図だったのだと思います。
本書は例えば、愛する気持ちが強いほどに、不安や孤独を恐れる心の出所などを、心理学に基づき分かり易く書いてあります。これを知るだけでも、感情的になり過ぎず、パートナーと無理のない関係を持つことも出来るのではないでしょうか。
著者の現役セラピストとして、一人の男性として、幸せを求める女性への暖かいエールをも感じる一冊です。同じ恋愛パターンから抜け出せず、自分らしさが分からなくなった方に是非お奨めします。