The Age of Innocence
ドキッとするくらい、素敵な写真が数多くあります。女性は美しくそして繊細だと改めて思いました。今風に見るとちょっと全体的にピントが甘くワンパターンな顔と上半身のショットが多いのですが、それが作風であり、モデル達の表情を見るには十分です。
でも、数多くの作品の中で、たった2枚だけ「これはどう見ても性的」という不自然な写真があり、そこでこの写真家の全ての意図を疑問に感じてしまいました。そこまでは芸術として鑑賞していたのですが、その写真だけは写真家の性癖が垣間見えたような気がして、モデルが若いだけに複雑でした。もちろん人それぞれの見方があるでしょうし、芸術を見ているのであって芸術家を判断するものではないとはわかっていますが、もし今初めて出版されるのであれば、かなり違った受け止められ方をしたかもしれません。
シンデレラ [DVD]
あの【ウォルト・ディズニー・スタジオ】が1950年に発表した、長編アニメーション映画の大傑作が本作品です。この作品は間違いなく、ディズニー史上最高傑作の一つでしょう。本作品の最大の魅力はヒロインである【シンデレラ】の圧倒的な美しさにあります。ディズニー・プリンセスの多くが【生まれつき】のプリンセスであるのに対して、このシンデレラは【平民出身】です。しかも家庭内においては義理の母と義理の姉二人に虐待を受けています。ところが本作のヒロインであるシンデレラは、それら悲惨な環境に打ち勝って自力でプリンセスの座を勝ち取ります。つまりこのシンデレラは外面的な美しさだけではなく、内面的な美しさと強さを兼ね備えている所が、最大の魅力です。数多くいるディズニー・プリンセスの中で、このシンデレラがひときわ高い人気を持っているのも、本作品を見ると自然に納得できます。外面的な美しさと内面的な美しさや強さを兼ね備えたこのシンデレラこそ、【ディズニー史上最強のプリンセス】でしょう。いずれにしても本作は、数多いディズニーの傑作群の中でも、ひときわ美しい光を放つ大傑作です。未見の方には是非オススメします。最高ですよ。
この素晴らしき世界
~気張らず、リラックスして歌う2人のデュエットには、聴くものをホッとさせるある種ヒーリング的なものすら感じさせる。歌のうまさは抜群、更に原曲もルイ・アームストロングの名曲ぞろいときては、もう何もいうことはないという感じ。大人のための音楽。グラミー受賞も間違いなしか?
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追記:本当に第46回グラミー賞受賞しましたね。2年連続、通算10回の受賞!~
トロヴァトーレ*歌劇 [DVD]
拍手の中にカラヤンが現れる。なんてかっこいい。顔立ちも本当によい。
トロヴァトーレとしては少しテンポが重いと感じるところもあるけれど、
よく歌う弦に力強いホーン群(舞台上にまで出てくる!)、
さすがカラヤン、本当によく聞かせてくれる。
まったく特別な技術を用いていないかのように涼しい顔のドミンゴ、
そこから出てくるこの上なく美しく艶のある声、本当に気持ちがいい。
コッソットは始終怖い顔つきだけど、一番の役者で、
その表情には色々な物語が滲み出てくる。
高音が少ししんどい時もあるが、硬質で強い声には大感動。
カップッチルリの本当に格好いい姿もこのソフトの素晴らしい点。
きりりとして男らしい出で立ちに、これまた男っぽい艶のある声。
4幕幕切れの息も詰まるような演奏は本当に名演だ。
フェルランドのような準主役にファン・ダムというのもとても贅沢で、
カップッチルリvsファン・ダムの掛け合いもスリリング。
ヴェテラン脇役ツェドニックの登場もとっても嬉しい。
個人的にカヴァイヴァンスカはもう一つだけど、
それでも十分満足できる歌唱を聴かせてくれる。
5つ星にしなかったのは録音状態の悪さ、カメラワークの悪さ、
そしてカラヤンの演出のつまらなさが原因。
ストーリーを知りたい人には、もうわかりにくい部分が多いと思う。
演奏面では本当にピカ一の作品。
Erotische Geschichten
B5変形版です。結構、御立派なスリーブケースに2冊収納されています。
一冊は…お馴染み、デビッド・ハミルトンの美しい少女アート写真集(ヌード含む)でモノクロ写真、カラー写真…大体半々位です。100頁のハードカバー、糸綴じの上製本です。
そして問題は…もう一冊の方です。解説文だか小説だかは解りませんが、英語では無い…イタリア語かドイツ語あたりの洋文書が200頁にも渡っている冊子本になっています。 翻訳が出来ない人にとっては、全くもってチンプンカンプンです…。しかも写真は一切無しの洋文書のみです。こちらは小説本の様なペーパーバック製です。
…と言う訳で、洋文書の翻訳が出来ない人にとっては三分の一位、損した気分になります。
私としては、少女アート写真の巨匠デビッド・ハミルトンの写真集だし…写真集自体は、やはり美しいし…何よりB5変形版なので、軽くて見易いので気軽な気分で観賞出来る(デビッド・ハミルトンの写真集は大きくて重くて分厚い豪華本が殆ど…)ので、『まっ良いかぁっ…』と言う心境です。