ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2
2006年のTV放送時には前シリーズまでのキャストを一新するなどしたため、ケータイ刑事ファンの間で様々な議論を起こした銭形雷シリーズではあったが、全体的に観れば非常に優れた作品が多いことに気が付くはずです。
特にこの2では芸達者な役者がゲストで顔を揃えているし、遊び心満載なケータイ刑事シリーズらしい脚本と演出に加えて、前作までのネタをオマージュ的に入れてあったりして、本家銭形四姉妹からのファンなら確実にクスッさせられる。
だからと言って前作までの貯金に頼るのではなく、雷からの新相棒国広富之さん演じるトミーのすっとぼけ加減が1よりもパワーアップしており、次の次女以降のシリーズでの活躍も大いに期待したくなる。
そしてなによりも主演の小出早織さんが魅せる、時にサディスティックで、時には天使のように微笑むという表情でのお芝居の幅広さには脱帽。
数々の有望な若手女優を起用している丹羽多聞アンドリウプロデューサーが、一度断られたオファーをもう一度出したのも頷ける。
それはともかく、2が全シリーズ的にも安定したBOXになっているのは間違いない。
個人的にはケータイ刑事シリーズの2007年時点の集大成だと思います。
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3
草刈正雄演じるバーボン刑事が、"華麗なる"復活です。
オペラ編、悪夢編など、趣向に飛んだエピソードが満載です。
全26話中の25話が殺人事件だった1stシリーズと比べ、非常にバラエティーに富んでいます。
ペッパーダイン大学ネタがすっかり風化していたり、
ホームズのド素人だった高村が、すっかりシャーロキアンになっていたりと、
時の流れをも感じさせ、
雷がいとこの嘘泣きにだまされて・・・・なんていうくだりもあって、
シリーズ物としての意識もバッチリ。
目玉は、銭形雷のテーマ曲ともいえる、「ラブラブサンダー(小出早織作詞)」の誕生でしょうか。
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1
今までのケータイ刑事シリーズを見てきて、確かに楽しさは劣っています。
相棒も今までとは全然違う人だし、柴田さんも今までのイメージとは異なります。
見ていてもケータイ刑事という事を忘れてしまうほどです。
しかし、今までとは全く別の物として見るとまた新しい楽しさが生まれて来ます。
一旦今までのシリーズを忘れましょう。そして、新しい物として見てください。
ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム
当時、限定販売だったため、現在では手に入りにくくプレミアム価格になってしまっています。
そもそもなぜ限定販売にしたのかわかりませんが、(MOVIE1のサントラは通常販売)
ほとんどの購入者の目的が小出早織の歌うMOVIE2の主題歌、「ケータイ刑事」だと思われるだけに、
その一曲のためにプレミアム価格を支払う価値があるのかどうかは疑問です。