カサンドラ・クロス [DVD]
あんまり懐かしいのでつい買ってしまいました。
実はきちんとこの映画を観てませんでした。テレビでなんとなく。一昔前の豪華なキャスト。映画がパニックブームだったころ。遠い目をしてパッケージを眺めてしまった。改めて観ると確かに古くなっちゃったけど、問答無用の悲惨なクライマックス、素晴らしい音楽と昔のころとちっとも変わっていない映画だと発見。そんなところが素晴らしいと思いました。
カサンドラ・クロス [VHS]
細菌兵器に感染した若者がヨーロッパ横断特急にのり、
他の客員にも感染していく映画。
軍事機密を守るため、現在つかわれていない橋を走らせて
全員を死亡させようとする。
内容的には、現在では新鮮なものではないです。
ソフィア・ローレンなど名優が複数でてくる。
当時としてはかなりの話題作品です。
カサンドラ・クロス [VHS]
列車の中で未知の強力な伝染病が発生。列車と全乗客は強制的に完全隔離され、乗客たちは死を覚悟する・・・。昨今の炭疽菌や狂牛病の騒ぎを目の当たりにすると、たんなる絵空事とも思えません。明るさはあまりないですが、よく出来た映画だと思います。
カサンドラ・クロス [DVD]
公開当時はパニック映画として宣伝されていましたが、パニック映画としてはスペクタクルな場面があまりなく、むしろサスペンス映画としてみれば秀作です。バート・ランカスターのいた司令部のような部屋の描写は冷たく緊迫感があり、こちらのシーンの方が列車内の描写よりも怖かった記憶があります。この手の映画の常道として今回もオールスター・キャストが組まれてますが、製作者のカルロ・ポンティの悪い癖でソフィア・ローレンの出番が多すぎです。リチャード・ハリスVSバート・ランカスターの戦いが主軸の話が見たかったのに、なにかというとソフィア・ローレンがしゃしゃり出てきて興ざめしてしまうのが唯一かつ最大の欠点です。ジェリー・ゴールドスミスの音楽は良かった。