ザ・アンカー ピーター・ジェニングス
本書では、ABCのアンカーとして1980年代から活躍し、2005年8月に逝去したピーター・ジェニングスのアンカー人生を取り上げている。そして、2003年までカナダ人でありながらアメリカの良心として親しまれた理由を探っている。
まず、ピーターは経歴から徹底した現場主義者であった。これは中東での海外特派員時代の経験が主な原因であるが、加えてカナダ人というバックボーンがあった。アメリカ人で無いが故に、客観的にアメリカという国を分析でき、客観的分析が出来るが故にアメリカ国民に相手側(=アメリカ以外)の視点や価値観、そして考え方を提供していた。
次に、イラク戦争時でも中立性を保ち、数々の批判にもぶれることなく自らの信念を貫いていた。この点に関しては、本当に凄いことだと思う。視聴率至上主義のテレビ界で、なおかつ9.11のショックが醒めていないアメリカで、イラク戦争に疑問を投げかけているのだから。
(中略)
現在、アメリカではピーターのような大アンカーがいない時代に突入している。我が国でもアンカーの不在が指摘されているが、個人的にはテレビのアンカーからピーターのようなカリスマブロガーに取って代わる時代に突入しているのではないかと考える。
というのも、テレビ業界が決まった時間に視聴する文化が続いている限り、現在のような多様な社会では同じ時間に同じ番組を視聴することは殆ど無いだろう。しかし、blogなどのネットは好きなときにチェックすれば良く、デジカメで録画した内容をYoutubeに提供してリンクすれば話は別である。
(中略)
いずれにせよ、この本を通じてこのようなことを考えさせてくれるピーター・ジェニングスは、本当に偉大である。
ザ・ニュースペーパー 20周年記念LIVE [DVD]
笑った。ともかく笑った。映像特典の中の「吉兆の女将」では政治家のみなさんが出てくるのだが、一人何役もこなすので早変わりで役者さんたちがばたばた。これがまた最高におかしかった。お勧めの1枚。
Rambling Rose
たしかドラマの主題歌だった気がします。内村主演のドラマだったかな?すごくかっこいい曲だなーと思いました。カップリング曲もアルバムに収録されていたんで、シングルで聴いた時期は短かったと思います。吉川晃司、いい声ですねー。惚れました。