ボーイズ・オン・ザ・サイド
シェリルクロウやボニー・レイットもいいのですが、僕はプリテンダーズとクランベリーズをお勧めします。
プリテンダーズは、クリッシーハインドを中心とした英国のバンドで80年代から現在も活動しています。名曲「チェイン・ギャング」を含むバンドにとっての最高傑作アルバム「ラーニング・トゥー・クロウル Learnig To Crawl」(1984年)が有名です。今回の「Everybody Is Like Sunday」は 、アズテック・カメラとともにニュー・アコースティクとして一世を風靡したスミスの中心人物モリッシーがソロになって発表した曲のカバーです。僕は、モリッシー版よりこちらの方が好きです。
クランベリーズは、女性ヴォーカリスト、ドロレス・オリオーダンを中心に1991年アイルランドで結成された4人組です。セカンド・アルバム、『ノー・ニード・トゥ・アーギュー』はリリースから1年間('94年10月~'95年)で1,200万枚の売上に達し、25カ国のアルバム・チャートで第一位に輝きました。この「Dreams」は、それ以前の記念すべきデビュー曲です。その後も、心に響きわたる曲を何曲も発表していますが、この曲の“明るさ”は特筆ものです。ちなみに、フェイ・ウォンも「夢中人」としてカバーしています。
天使にラブ・ソングを… [DVD]
高校生のころだったろうか。中学生のころだったろうか。
とにかくこの映画自体も好きだったが、全編に流れている音楽に心をうたれた。
不安に満ちた心を洗うような美しいハーモニーもさることながら、
明るく強くアップテンポになっていく楽曲の数々が痛快だった。
シスターという姿と荘厳な曲。その殻を破るような旋律。
しかし、そのどれもが、美しくけっしてただの型破りではないのである。
出会えて嬉しかったと思う傑作ミュージック映画。
何度も何度も見て、その音楽はビデオテープが伸びるまで聴いた。
長い間忘れていたんですが、先日友人の家で再び出会うことに。
ありがとう、この曲を聴くだけでずっと強くなれる。
それ以来は、毎日この曲が頭の中を巡っている。
ゴースト ~ ニューヨークの幻 ~【字幕版】 [VHS]
サスペンス、ホラー、ラブストーリー、コメディのベストミックスです。最後に泣かせます。
主演は、パトリック・スウェイジと、デミ・ムーア。デミは、まだ若くてかわいいです。 ウーピー・ゴールドバーグも、いんちき霊媒師として登場。主役を食うような爆笑の怪演で、アカデミー助演女優賞を受賞。
マネーロンダリングの陰謀に知らずに関わった銀行員(パトリック・スウェイジ)。彼は、恋人(デミ・ムーア)とデート中に、殺し屋に襲われ命を落とする。殺し屋は、取引に必要な暗証番号を書いたメモを求めて、ひそかに彼女にもつきまとう。男は、幽霊となって恋人の側に現れるが、彼女には彼の存在がまるで伝わらない。危機が彼女にも迫っている事を知った男は、彼の声を聞く事の出来る霊媒師(ウーピー・ゴールドバーグ)の力を借りて危険を知らせようとするが....。
脚本でも、アカデミー賞を受賞。はらはらさせて、笑わせて、泣かせます。文句なしの名作。
ゴースト/ニューヨークの幻 スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
パラマウントはこのところ(やっと)名作のブルーレイ化をはじめた。
本作もHDで観たい一本だったが、室内場面が粗い他は素晴らしい画質で生まれ変わった。
特典映像はそのまま(というか減っている)だが、出来れば最新のインタビューなども欲しかった。
最新の取材が出来なかった最大の要因は、主演P・スウェイジの早世もあるだろう。
メッセージを残しながら旅立ったのは素晴らしかったが、やはり「その時」は映画と同じシーンだったのだろうか・・・
製作・脚本のブルース・ジョエル・ルービンは、日本でいう丹波哲郎系(ちょっと違うか)な方で、
「ブレインストーム」とか「ジェイコブズラダー」とか「きみがぼくを見つけた日」とか、そっち系の作品が多い。
でも、公にその名前が出たのは本作からだろう。
とにかくもデミ・ムーアが可愛い!
超弩級の傑作「セントエルモスファイアー」で(たまたま)スタジオに別の仕事で来ていたエキストラが、J・シュマッカー
の目に留まり、抜擢されたのは有名な話だが、この時は役柄も奔放系で好きになれなかったものが、黒髪+ショートカットで
来たので、あまりの可愛さにノックアウトされた記憶がある(笑)。
デミのスターストーリーは、間違いなくこの作品から始まった。
日本でリメイクされたりしているが、やはりオリジナルは一番だ。
モーリス・ジャールの奏でる優しいスコアも忘れられない。今でもBGMでよく使われているので、耳に覚えのある人も
いるだろう。
メイキングで「監督がJ・ザッカーと聞いて、B・J・ルービンが泣きだした」という爆笑コメントがあるが、
確かにザッカーはそれまでトンデモ作品ばかり撮って来た監督だ。この映画の成功で「オールマイティ」という嬉しい評価が
付く結果になった。
名作はいつ観ても名作。評価はもちろん5つ星です。
コリーナ,コリーナ(字幕スーパー版) [VHS]
最近の映画、なんだかつまらない、観る気がしないと感じていました。どれも莫大なお金をつぎ込んでいて、商業主義がみえみえで、泣かせ所も意図がわかってしまって…それに観ていて疲れるんです。
何気なくビデオショップで借りたこの「corrina corrina」ストーリー展開はいたってシンプル。正直言って、ありそうな話だなと思いました。派手さもないし、the best one という感じでもない。けれど、作品全体があったかくて素朴な雰囲気に包まれているんです。ウーピー演じる家政婦コリーナのユーモアと雇主の娘モリーの愛らしさが観ていてとても心地よく、また映画の随所に流れる音楽も良い曲ばかり。久しぶりに映画を素直に観れました。
「あぁ、映画ってこれくらいがちょうどいいのかも」って思った作品です。是非観てみて下さい。