ヨハン・シュトラウス―ワルツ王と落日のウィーン (中公新書)
中学校の音楽の教科書に載っていたひげを生やしたシュトラウス。バイオリンを持った銅像。この範囲を大きく越えたたくさんのことを初めて楽しくわかりやすく知ることができました。
私は昔からワルツが好きでよくレコードを買ったり、ラジオで楽しんだりしていました。当然ヨハンシュトラウスの曲が好きですがどんな人かはよく知りませんでした。この本を読んで「真実の姿」がつかめました。こんなに”普通の人”だったんですね。名誉欲がこれほど旺盛でいらしたとは、あの甘美な音楽からは想像がつきませんでした。と、同時にこれほど国際政治との深い関わり合いの中での芸術、音楽であったとは驚きでした。
正直言ってヨハンシュトラウスのあまりの”人間臭さ”にはがっかりもしましたが、芸術家もやはり人であり人から芸術がうまれるから共感を呼ぶ音楽ができあがるのか、と妙に自分で納得しました。当時の国際社会との関係で芸術を捉える新しい見方を教えられました。
いろいろな意味で勉強になり今度氏の作品を聞く時はこの本のお話がメロディーと重なってちょっぴり不思議な世界に浸れそうです。それからもう一つ。よく「作曲ヨハンシュトラウスII世」とありますがその意味もよ~くわかりました。
私は昔からワルツが好きでよくレコードを買ったり、ラジオで楽しんだりしていました。当然ヨハンシュトラウスの曲が好きですがどんな人かはよく知りませんでした。この本を読んで「真実の姿」がつかめました。こんなに”普通の人”だったんですね。名誉欲がこれほど旺盛でいらしたとは、あの甘美な音楽からは想像がつきませんでした。と、同時にこれほど国際政治との深い関わり合いの中での芸術、音楽であったとは驚きでした。
正直言ってヨハンシュトラウスのあまりの”人間臭さ”にはがっかりもしましたが、芸術家もやはり人であり人から芸術がうまれるから共感を呼ぶ音楽ができあがるのか、と妙に自分で納得しました。当時の国際社会との関係で芸術を捉える新しい見方を教えられました。
いろいろな意味で勉強になり今度氏の作品を聞く時はこの本のお話がメロディーと重なってちょっぴり不思議な世界に浸れそうです。それからもう一つ。よく「作曲ヨハンシュトラウスII世」とありますがその意味もよ~くわかりました。
ヨハン・シュトラウス:こうもり [DVD]
「こうもり」のライブ映像は少なくないが、これは唯一の映画版。ただし、第3幕の間奏曲がカットされ、バレエが慣例どおり差し替えられているほかは全く舞台版に忠実に映像化されている。クライバー指揮の名舞台と同じオットー・シェンクの演出は、ほぼ同趣向だが十年以上前のものだけにやや熟成不足の部分も(特にバレエ場面)。ただし全員が廊下にまろび出て乾杯をかわす縦構図のエンディングなど、なかなか洒落ている。
ベームは序曲で指揮姿を見せるが、終始難しい表情で、重厚なドイツオペラ風の曲作り。クライバーの華麗さと比べると気の毒だが、テンポが遅いぶんウィーンフィルの美音が活かされ、悪くない味を見せる。歌手陣はべらぼうに豪華で、しかも指揮者とオケをふくめ全員をドイツ語圏で固めた「こうもり」のソフトは唯一だろう。白眉はヤノヴィッツのロザリンデ、そして世紀のテノール、ヴィットガッセンが最晩年に遊んでみせたオルロフスキー。視覚的にもホルムのアデーレが少し老けすぎかなと思わせる(ただし長年の当たり役だけあって一挙一動が実に決まっている)以外は皆ピッタリで、クメントのアルフレードが特に良い演技を見せる。この名作オペレッタを過不足ない音と絵で映像化したビデオとして、スタンダード的存在といえる。
ベームは序曲で指揮姿を見せるが、終始難しい表情で、重厚なドイツオペラ風の曲作り。クライバーの華麗さと比べると気の毒だが、テンポが遅いぶんウィーンフィルの美音が活かされ、悪くない味を見せる。歌手陣はべらぼうに豪華で、しかも指揮者とオケをふくめ全員をドイツ語圏で固めた「こうもり」のソフトは唯一だろう。白眉はヤノヴィッツのロザリンデ、そして世紀のテノール、ヴィットガッセンが最晩年に遊んでみせたオルロフスキー。視覚的にもホルムのアデーレが少し老けすぎかなと思わせる(ただし長年の当たり役だけあって一挙一動が実に決まっている)以外は皆ピッタリで、クメントのアルフレードが特に良い演技を見せる。この名作オペレッタを過不足ない音と絵で映像化したビデオとして、スタンダード的存在といえる。
ヨハン・シュトラウス 2世:管弦楽作品全集(52枚組)
52枚全部を聴いた.音質マニア派には物足りないだろうが,メロディー・マニア派の私は大満足した.
時として省略される繰り返し部分やワルツの長い序奏が全て原曲どおりに演奏されているようだ.
メジャーな曲や,シュトルツの大全集収録のセミ・メジャーな曲だけでなくマイナーの曲を含む全曲を聴いて,メジャー,セミ・メジャーだけではわからないヨハン・シュトラウスを新発見した.彼は偉大な民衆音楽家,舞踏音楽家なのだった.時として類想的なモチーフに出会うこともあるが,500曲近い作品全てが艶やかで,華麗さに満ちている.ツィーラーの晩年がツィーラー節とでもいうか,パターン化したのとは格段の相違だ.当時のウィーンの民衆はシュトラウスの曲を口ずさみながら,次の曲を待ちわびたことであろう.面白いのは自由奔放なカドリーユだ.自作のモチーフが大部分であるが,ベルディーやビゼーのモチーフを使ったもの,中東欧・バルカンの民謡のモチーフなどが散りばめられている.聴いていて楽しい.ドイツ民謡のモチーフでツィーラーも使っているものもあった.行進曲は,ツィーラーが軍隊風であるのに対し,シュトラウスは華麗だ.私は両方とも好きだ.ワルツ,ポルカなどには多彩なメロディーが踊っている.親交のあったブラームスが,シュトラウスの湧き出て来るメロディーの才能を羨ましがったというのも,うなずける.
インデックスが貧困であるのは事実だ.私は表計算ソフトExcelに主要項目を入力してインデックスを自製中だ.出来上がり次第,作品番号順,ジャンル別番号順,初演地別など並べ替えて,一度ならず聴くつもりだ.
添付の英語版リーフレット記載のNaxosのURLを開いてみると1曲ごとの詳細な解説が載っている.日本語訳してほしいものだ.
ともあれ,メロディーの宝庫,楽しい52枚であった.
時として省略される繰り返し部分やワルツの長い序奏が全て原曲どおりに演奏されているようだ.
メジャーな曲や,シュトルツの大全集収録のセミ・メジャーな曲だけでなくマイナーの曲を含む全曲を聴いて,メジャー,セミ・メジャーだけではわからないヨハン・シュトラウスを新発見した.彼は偉大な民衆音楽家,舞踏音楽家なのだった.時として類想的なモチーフに出会うこともあるが,500曲近い作品全てが艶やかで,華麗さに満ちている.ツィーラーの晩年がツィーラー節とでもいうか,パターン化したのとは格段の相違だ.当時のウィーンの民衆はシュトラウスの曲を口ずさみながら,次の曲を待ちわびたことであろう.面白いのは自由奔放なカドリーユだ.自作のモチーフが大部分であるが,ベルディーやビゼーのモチーフを使ったもの,中東欧・バルカンの民謡のモチーフなどが散りばめられている.聴いていて楽しい.ドイツ民謡のモチーフでツィーラーも使っているものもあった.行進曲は,ツィーラーが軍隊風であるのに対し,シュトラウスは華麗だ.私は両方とも好きだ.ワルツ,ポルカなどには多彩なメロディーが踊っている.親交のあったブラームスが,シュトラウスの湧き出て来るメロディーの才能を羨ましがったというのも,うなずける.
インデックスが貧困であるのは事実だ.私は表計算ソフトExcelに主要項目を入力してインデックスを自製中だ.出来上がり次第,作品番号順,ジャンル別番号順,初演地別など並べ替えて,一度ならず聴くつもりだ.
添付の英語版リーフレット記載のNaxosのURLを開いてみると1曲ごとの詳細な解説が載っている.日本語訳してほしいものだ.
ともあれ,メロディーの宝庫,楽しい52枚であった.
カラヤン 美しく青きドナウ シュトラウス名曲コンサート カラヤンの華麗な演奏で聴くウィンナ・ワルツ&ポルカ名曲集 EJS-1015
曲目はヨハンシュトラウスの定番ワルツ & ポルカで、もちろん文句なしだったが、
録音は音源が古いせいかあまり良くなかった。
録音は音源が古いせいかあまり良くなかった。
田中彩子 / 春の声 (ヨハン・シュトラウス二世)
OFFICIAL HP http://ayakotanaka.jp/ 11月26日リリース 田中彩子「華麗なるコロラトゥーラ」ヨーロッパのオペラ界が期待する驚異のハイ・ ...
ヨハン・シュトラウス ウェブ
[動画|ゲーム|ヤフオク]
[便利|辞書|交通]
[ランキング|天気|メル友]
[占い|住まい|ギャンブル]