ライヴ「ナイルの一滴」 [DVD]
こちらが呑み込まれてしまいそうな存在感。
影すら計算された世界。
編成も編曲も、そして歌詞さえも変えてしまうライブ。
矢野絢子の歌たちは、きっと常に、進化し続けている。
途中でふとした瞬間に見せた笑顔は、
体の内側から感情が溢れ出したような、
そんな自然な笑顔でした。
観終わったときあなたは、
「参りました。」
と、応えているはずです。
影すら計算された世界。
編成も編曲も、そして歌詞さえも変えてしまうライブ。
矢野絢子の歌たちは、きっと常に、進化し続けている。
途中でふとした瞬間に見せた笑顔は、
体の内側から感情が溢れ出したような、
そんな自然な笑顔でした。
観終わったときあなたは、
「参りました。」
と、応えているはずです。
かなしみと呼ばれる人生の優しさよ―矢野絢子短歌詩集
当たり前だが、五七五の“短歌”集ではない、短“歌詩”集。最初、読み間違えていました(笑)。
矢野さんの詩(歌詞)それぞれから一部が抜粋され、テーマ(?)ごとにまとめて並べられている。
個人的には、この“テーマ”が興味深い。なぜ、この曲とこの曲とが1つのジャンルなのだろう、などと考えてしまう。
他に「お話」(創作短(掌)篇)、ライヴチラシからの抜粋(?)、ディスコグラフィ、年表を収録。
−−−−−−−−
でも、ありきたり(同種の試みは既にたくさんある)だけど「全歌詞集」的なもののほうが、良かったんじゃないのかなあ。
抜粋版というのは、作り手(エディター)のぎりぎりのセンスが、より問われるわけで。
この本は、そういう意味では、ちょっとどうなんでしょうか…。
矢野さんの詩(歌詞)それぞれから一部が抜粋され、テーマ(?)ごとにまとめて並べられている。
個人的には、この“テーマ”が興味深い。なぜ、この曲とこの曲とが1つのジャンルなのだろう、などと考えてしまう。
他に「お話」(創作短(掌)篇)、ライヴチラシからの抜粋(?)、ディスコグラフィ、年表を収録。
−−−−−−−−
でも、ありきたり(同種の試みは既にたくさんある)だけど「全歌詞集」的なもののほうが、良かったんじゃないのかなあ。
抜粋版というのは、作り手(エディター)のぎりぎりのセンスが、より問われるわけで。
この本は、そういう意味では、ちょっとどうなんでしょうか…。
岸のない河のほとりで
矢野絢子さんの最新フルアルバムは、相変わらず素晴らしい楽曲に満ちあふれていました。
「道玄坂を転がり落ちて」に溢れる、繊細な情緒と、しかし単なるセンチメンタルでは終わらない
歌詞と楽曲の力強さ、そして歌唱力は矢野絢子さん独特の魅力であり、アルバム全体の構成もまた、この
繊細さと力強さの驚くような同居によって成立しています。
心洗われる曲の中に、世相を反映したメッセージ性にはっとさせられる歌も多く、
優しさと意志の力強さが両立した数々の名曲が心を打ちます。
特に「露草」の優しさと先鋭的なメッセージ性、歌唱のスケールの大きさには心打たれました。
珍しく矢野さん作詞作曲ではない「春吉」の収録もまた新鮮であり、
ここの楽曲はもちろん、アルバムとしての完成度も非常に高い、
「買って良かった!」と思えた一品でした。
「道玄坂を転がり落ちて」に溢れる、繊細な情緒と、しかし単なるセンチメンタルでは終わらない
歌詞と楽曲の力強さ、そして歌唱力は矢野絢子さん独特の魅力であり、アルバム全体の構成もまた、この
繊細さと力強さの驚くような同居によって成立しています。
心洗われる曲の中に、世相を反映したメッセージ性にはっとさせられる歌も多く、
優しさと意志の力強さが両立した数々の名曲が心を打ちます。
特に「露草」の優しさと先鋭的なメッセージ性、歌唱のスケールの大きさには心打たれました。
珍しく矢野さん作詞作曲ではない「春吉」の収録もまた新鮮であり、
ここの楽曲はもちろん、アルバムとしての完成度も非常に高い、
「買って良かった!」と思えた一品でした。
ナイルの一滴
初めて『てろてろ』を聴いたときに、運転しながら泣いてしまった。
危険なので、初めては運転者には聴かせないでほしい。
一昔前の日本のポップス風とでも言おうか、どこか懐かしいような曲をピアノと美声で歌い上げる。
そう、彼女のピアノは歌うのである。
時に『闇の現』『ぜんまい仕掛け』『レモンスライスほおばって』のように激しく、時に『坊や』『わかれ』『かなしみと呼ばれる人生の優しさよ』で語りかけるように。
芯がばしっと通った彼女の声とのアンサンブルで、独自の世界を創り上げていく。
変化に富んだ構成で、気付いたら1枚聴き終えていた。そんな気分にさせてくれる。
詩がどこか哲学的で、聴くときの気分次第で、心に浮かぶイメージが変わり、違う一面を覗かせる。
なんといっても、圧巻なのは『ニーナ』。
何度聴いても 次から次へと新しいことを想像し考えてしまう。
どれだけの時間がたったのだろうか
どこまで距離を移動したのだろうか
歴史はどう動いたのだろうか
彼の最後の作品になったのだろうか
それともその作品を生むために 生きてきたのだろうか
付喪神(つくもがみ)は本当に存在するのだろうか
そしてそれは幸せを運ぶのだろうか
リインカーネーション(輪廻転生)はあるのだろうか
その名前はそれを解き放つ魔法だったのか
満足して壊れてしまったのか、それとも壊れたくなかったのだろうか……
ある種、一つの文学作品とでも言おうか。
この12分の物語は、悲しいことは何一つ綴られてないのに、なぜか涙を誘う。
感動の本質を射抜いた大作だ。
本当に飽きの来ないゴールドディスクである。
私は10年後もこのアルバムを聴いていると思う。
ぜひ一度、聴いていただきたい。きっと世界が変わって見えるだろう。
危険なので、初めては運転者には聴かせないでほしい。
一昔前の日本のポップス風とでも言おうか、どこか懐かしいような曲をピアノと美声で歌い上げる。
そう、彼女のピアノは歌うのである。
時に『闇の現』『ぜんまい仕掛け』『レモンスライスほおばって』のように激しく、時に『坊や』『わかれ』『かなしみと呼ばれる人生の優しさよ』で語りかけるように。
芯がばしっと通った彼女の声とのアンサンブルで、独自の世界を創り上げていく。
変化に富んだ構成で、気付いたら1枚聴き終えていた。そんな気分にさせてくれる。
詩がどこか哲学的で、聴くときの気分次第で、心に浮かぶイメージが変わり、違う一面を覗かせる。
なんといっても、圧巻なのは『ニーナ』。
何度聴いても 次から次へと新しいことを想像し考えてしまう。
どれだけの時間がたったのだろうか
どこまで距離を移動したのだろうか
歴史はどう動いたのだろうか
彼の最後の作品になったのだろうか
それともその作品を生むために 生きてきたのだろうか
付喪神(つくもがみ)は本当に存在するのだろうか
そしてそれは幸せを運ぶのだろうか
リインカーネーション(輪廻転生)はあるのだろうか
その名前はそれを解き放つ魔法だったのか
満足して壊れてしまったのか、それとも壊れたくなかったのだろうか……
ある種、一つの文学作品とでも言おうか。
この12分の物語は、悲しいことは何一つ綴られてないのに、なぜか涙を誘う。
感動の本質を射抜いた大作だ。
本当に飽きの来ないゴールドディスクである。
私は10年後もこのアルバムを聴いていると思う。
ぜひ一度、聴いていただきたい。きっと世界が変わって見えるだろう。
汽笛は泣いて/矢野絢子とザ★エレガンツ with 黄啓傑
2014.10.03 代官山 晴れたら空に豆まいて 矢野絢子 ×いきててよかったプロダクション×晴れたら空に豆まいて 共同企画 アナログレコード ...
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