歌舞伎界の家系・役者 梨園のひみつ (Book of dreams)
歌舞伎役者の系譜は襲名披露の時、どういう順番に「出世魚」するんだ?といまいち飲み込めていなかったのですが、この本にはそういった「家」の系図がわかりやすく書かれていてよいです。
現在活躍している、若手と有名な役者さんについてプロフィール得意な演目など紹介されています。コンパクトにまとめられていて初心者は重宝するでしょう。
ただ残念なのは、あきらかに女性向けの本の作り。表紙紙が桜色では男性は手を出しづらいのでは?内容も女性を意識して書かれている傾向にあります。
ただ、歌舞伎座(私はいつも一幕見)のお客さんを見ると圧倒的にマダムが多いんですね。「成駒屋!」と声をかける芸に厳しいおじさん達が3階席や一幕見には多いですけれど。
男性のファン層をつくるような、こういったてごろな解説本があるといいですね。だから星4つ。
とりあえず、女の子がこの本をもって、彼氏をさそってデートなどいかがでしょうか。
DSLite藍布堂・和カバー『梨園染 (市松文様) 』
デザインや素材は大満足。シンプルなDSがお洒落なツールに大変身。素材が手触りの良い木綿なので握った時のフィット感がとても良い。カバーをしたままでイヤホンやボリューム調節ができ、ソフト交換もカバーを外さずに出来るのが便利。カバーの開閉はゴムバンド1本なので非常にスムーズだ。また、ジャストサイズなのでDS本来の小さいサイズを楽しめる。しかし、実用性には少々不満もある。まず持ち手がない。純正のストラップは使えないのでケースを直接手で持つしかなく手が滑らないかと少々不安。落下防止の為にもストラップを付けられる場所が欲しかった。また側面が丸空きなので落下時の衝撃保護力はゼロに等しく汚れも防げない。手作りで味があるのは良いが、本体固定の左右のゴムバンドの取り付け位置にズレがあり装着した際にバンドが曲がってしまうのが気になった。これも手作りならでの味か。全体的に少々難はあるがとても楽しいカバーであることは間違いない。次回はもう少し改良を加えて欲しいものだ。尚、柄を撰ぶ際には側面から本体カラーが丸見えになることを考慮して本体と合う色を撰ぶと良いだろう。例え好きな柄が本体カラーと合わない色を購入すると装着後に浮いた感じになってしまうだろう。
梨園の貴公子
さすが二人ともベテランです。
最初、和彦さんの受けと聞いて、えぇ?!と思ったのですが、
和彦さんの低い声での喘ぎだからこそ臨場感が伝わるんですね。
絡みの回数は2回だけなんですが、息づかいや喘ぎ、荒い吐息に
ものすごいリアル感があって濃いです!
帝王好きな方と和彦さんが大好きな方には絶対お勧めの一品です。
三国志 (1) (潮漫画文庫)
遂に、横山光輝先生の「三国志」豪華愛蔵版が発売されました。
内容については、これまでコミック版・漫画文庫版と発売され、多くの方々が知っているの改めて申し上げるまでもないでしょう。しかし、四六判とサイズが大きくなった事で読みやすさが増し、”豪華愛蔵版”の言葉にふさわしい一品。まさしく、看板に偽り無しです。
既にコミック版・漫画文庫版で全巻揃えている方、三国志が好きな方には是非、お勧めします。また、この機会に漫画で三国志にふれて見ようという方には、三国志入門書としてお勧めします。
最後に、横山光輝先生の「三国志」は読んだ者を魅了し、三国志について大いに興味を抱かせる、とても素晴らしい作品である事を断言します。
梨園の貴公子―色悪 (ビーボーイノベルズ)
前作「梨園の貴公子」は、大〜好きな作品の一つでした。
その続編が出る!と知った時は、大変嬉しく、手にする日を楽しみに待っていました。
実際読んでみると期待通り。いや、それ以上かなぁ〜、楽しめました。
でも、
常磐、ちっとも性悪なんかじゃないですよ、逆に可愛いと感じられたし。
それより、浅葱に急接近の傲慢男、澤松の方が余程いじわる。
紫川もたいがい おちゃめだし、おせっかいだし、人が悪い。
そんな澤松・紫川、二人に周囲をかき回されて、常磐と浅葱は喧嘩したり、気まずかったり、
互いの忙しさもあり、すれ違いばかり。話もロクに出来ない状況。
元々嫉妬が原因だが、不穏な空気が流れまくり〜・・・・・
けれど必要ならば年上らしく、浅葱はぴしゃりと常磐に意見しているし、
また 常磐を守るためなら、どんな犠牲も厭わないと、言いきれるから素敵でした。
4人の色男が集結のこの続編は、読み終えてみれば 一作目以上にわくわくしながら読んでいました。
そして、円陣氏の色っぽ〜い男たちの絵に、やっぱりノックアウトさせられました。