Boy,I’m gonna try so hard.(CCCD)
槇原敬之全面プロデュースということで、いかにも彼らしいストレートであたたかい歌詞(ラブソングはラブソングでも、これは父親が子を思う「愛」である。)にほっとする。
鈴木雅之といえば大人の恋愛を歌うアーティストというイメージがあったのだが、ここではいい意味でいつもとは違うマーチンを見る(聴く)ことができる。
これを聴いてなぜか私はトータス松本の「BOXY」(トヨタの自動車)CMを思い出したが、「カッコいいお父さん」というのは結構いいもんだ。
探偵ガリレオ (文春文庫)
探偵推理ものの短編集。
短編なだけに、ストーリーの骨子が中心で、
背景や、人間的な心の模様のようなもの、
少し深みが足らないような気もする。
犯人に行き着いてから種明かしまでが
ちょっとストレートのような気がします。
けれど科学(化学)と推理小説の合体コラボのような
推理小説はいままでなかったかも ^^
目に見えないもの (講談社学術文庫 94)
本当に美しい言葉を使う方だなぁ、と思いました。自分の身の回りの事柄や自分の研究対象領域(量子力学)について書かれていますが、こんなに日本語って美しいものだったのだ!と感じさせてくれます。それは本人の育ちの良さ、教養が高いことも要因だとおもいますが、もしかしたら戦時中に書かれたということも関係があるのかも。本当に研究に邁進できているありがたさを感じつつ話しをしているような気がします。自分には到底真似のできない日本語で、同じ(同じではない?)日本人とは思えません。すばらしい人だ。
NHK映像ファイル 「あの人に会いたい」DVD-BOX
様々な逆境にも負けず、ただひたすら自分の信念、夢に向かって純粋に突き進んできた偉人達の生の映像、声に触れられる素晴らしいDVDです。
皆さん活躍の分野は違っていても、誰もが根底に”本当にこれが好きだ”という強い信念を持ち、時には揺らぎながらも自分を励ましながら困難に打ち勝って行く人間像が素晴らしく描かれています。
戦後の高度成長、バブルが終わり、現在の日本は未来が見えないまさに迷走状態です。
それでもひとつの”国”としてこれからも国際社会で生き残って行く為には、資源のない私達は”人”で勝負するしかありません。
司馬遼太郎さんのコメントでも出てきますが、”素直で賢い自己を持った若者”に頑張ってもらうほかないのです。
このDVDを観て一人でも多くの若者が触発され、未来大いに世界で活躍してもらいたいものです。