キャリー (特別編) [DVD]
31年前に梅田グランドで観た時は、頭から豚の血を浴びた不細工なキャリー・ホワイトが復讐のため、関係者を血祭りに上げる物語という印象しか残りませんでした。
ところが、30年以上の長い年月が過ぎ、私も年齢を重ねた事によって、この作品の見方は変わりました。
『こんなに酷い(作品の出来じゃ有りません)Storyだったっけ』ってのが、新たな印象として残りました。
兎に角、Review Titleにもあるように、全編キャリーを苛める、罵るSceneばかりで観ている方はだんだんと辛くなってきます。
こんな不幸な人間もそう居ないのではないかと思えてくるくらいです。
普通Promenadeでの惨劇で、ある程度、胸が透く思いを鑑賞者に与えてもおかしくいのですが、この作品は違います。
この後、更に陰惨な悲劇が待ち受けているんですから、観ていて憂鬱になってきます。
まぁ我が子には決して見せたくないですね。
最後に、最悪の女役を演じているナンシー・アレン(デ・パルマの元奥さんで「ロボ・コップ」のアン・ルイス巡査役ね。もう58歳になるんやわ)の素っ裸が冒頭のShower Sceneで拝めます。
正に無修正のSceneですので、ナンシーFanには結構貴重かと思いますよ。
後、スピルバーグの元奥さんのエイミー・アービングも元気にしてるのかなぁ...
コヨーテ・アグリー 特別編集版 [DVD]
主人公の「ヴァイオレット」は新人のハイパー・ペーラーポだが、
他のキャストがなかなかビックリ!
女主人「リル」は「ER 緊急救命室」の女医役で有名。
ワイルドな「レイチェル」は「セックス・アンド・ザ・シティ」のナターシャだから驚き。映画では「アイ・ロボット」に。元スーパー・モデルのブリジット・モイナハン。
褐色の肌の「ゾーイ」はスーパーモデルのタイラ・バンクス。ブリジット・モイナハンとも、ファッションショーでよく顔を合わせていたとか。
ヴァイオレットの父「ビル」は名優ジョン・グッドマン。
「ケヴィン」はステキ!かっこいい!(V6の岡田君似のような・・・)
役を地でいくハイパー・ペーラーポの野暮ったさが
ストーリーにマッチしているが、
この映画以降の露出がないのが残念。
映画はちょっとガールズムービーっぽいとこもあるが、
男の子が見ても、女の子が見ても、楽しめる映画だと思う。
潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ [VHS]
なんかいろいろ詰まってるんで一言では、星の数で判断してください。
お爺ちゃんの友情とか爺ちゃんの恋とかだけでは片付けられないです。せりふや行いの端々にいろいろな意味が含まれていて、含まれていると思っているだけかもしれませんが、考え込みながら見る映画です。考え込むといっても難解ではありませんよ。泣き笑いというか、孤独の中に滑稽さがあったり人の情があったり、楽しいことも時々があるけれど一方でやっぱり寂しさもつきまとう、年をとるとうまくいかないことが増えていくけどまあいろいろごまかせるやり過ごせる知恵も駒も多くなる、いろいろ見ながら思いました。一言では無理です。最初がけだるく退屈な感じなんですけど30分過ぎれば引き込まれます。できるだけ多くの人に見てほしいです。
パイド・パイパー - 自由への越境 (創元推理文庫)
こういう良書の評価が高いとうれしくなります。もっと評価されていい作品です。
そんなにうまくいくわけないだろ、ご都合主義もいい加減にしろといわれようが、「紳士」と言う言葉はこの主人公のためにあるのではないでしょうか。
「私」はクラブで老紳士と知り合います。その紳士はこの戦況でフランスからここイギリスロンドンまで歩いて戻ったのだとこともなげに言う。歩いて!この戦時中にどうやって?しかも自分ひとりだけではなく子ども連れなのに。
心ならずも子供たちを安全な場所に連れて行く羽目になったハワードじいちゃんの奮闘記です。
パイドパイパーはもちろんハメルンの笛吹き男のことですが、はじめは笛吹けども子供たちは全く踊らず・・・・・。
が、なんとなーく旅は続き、なんとなーく一つの集団でまとまっていく様子が描かれたロードムービー的小説です。
あぁこの絶対絶命のピンチにどうなっちゃうの?となったときに、いつも彼を救うのは武器でも何でもありません。
彼の武器は「誠実さ」です。それが一番現れるのが最後のボスキャラともいうべきドイツ軍少佐とのやりとりにおいてです。
愛すべきおじいちゃんですが、きっと身近にいたら、頑固もののおじいちゃんとして煙たがられるんだろうなぁ。
でも決して憎めません。
すばらしい小説です。
この夏読書感想文に頭を悩ませている中学生に読んでいただきたい本です。
家族のあり方なども考えるきっかけになりますよ。
(創元推理文庫というのが駄目なのかな?推理でもなんでもないですけど。)
ハイパーアングルポーズ集
商品説明ほどではないが悪くはないというのが正直な感想。モデルさんはきれいな人。実際に漫画に使えそうな普通のポーズ、もしくは相手役との絡みを想定した実用的なポーズは少ない。
決めポーズ的なポージングを多角度から撮影しているので、アマチュアのイラストレーター志望には持ってこいかも。プロの仕事には...無いよりはあったほうがいいレベル。
書籍としてきちんとつくってあるので、買って損した気はしないと思います。