ふたり
二人でいられるからこそ抱いてしまう切なく満たされない想いを描く一曲目。終わってしまったことだからあの時の二人は幸せだったと言い切ろうとする二曲目。現在と過去への微妙な視点の対比がこのシングル盤の主題となっているようだ。高ぶること無く沈み込むこと無く、二曲とも抑制された曲調とシンプルな楽器構成が効果的で、梅雨の始まり頃のひんやりと湿った夜気によく似合う。
男 宇宙
事前に相当の覚悟はしていたものの、正直なところ腰が抜けました。
9曲目、故ジャイアント馬場御大の歌う『満州里小唄』を聴いたワシの
最初の正直な感想ですワ(苦笑)。
この曲、ソノシート2枚組で(多分非売品として)日本プロレスから
世に出た『日本プロレス愛唱曲集/われらのチャンピオンは歌う』からの
チョイスで、これまでおいそれとは入手出来なかった逸品なんや。
これ一曲のために本CDを購入されてもノー・プロブレムですが、
湯浅学さんが監修されたんやから、他の曲も一筋縄では行きまへんデ。
詳しい収録曲名は上記されているのを参照いただきたいのですが、
このCDを監修したって事で、今後湯浅学さんは『ナゲッツ』を監修した
レニー・ケイ氏と並び後世に語られて行くかもね。
ただ、こんなCD(あえてこんなって書きます)いつまでも市場に出回っている
とはとても思われへんので、もし気になったのなら迷わず即購入でっせ。
尚、『日本プロレス愛唱曲集/われらのチャンピオンは歌う』に収録されていた
馬場御大歌唱以外の曲名を下に書いておきます。
1はてしなき38度線/大木金太郎(金一:キム・イル)
2柔/吉村道明
3人生劇場/芳ノ里
4プロレスの歌/村田英雄!!!
5部隊長/平井義一(日本プロレス協会会長)
ウーン、全曲このCDに収録しても良かったのにな...。
クイック・ジャパン85
歳を重ねる毎に良い加減に力が抜け、面白さを増していくさまぁ〜ずの二人を徹底的に特集しています。
インタビューは二人一緒での形式。今まで単独ではありましたが、二人一緒はあまりないので嬉しかった。二人の掛け合いの声を想像しながら読むとまた楽しい。
また、特に必見なのがウッチャンからさまぁ〜ず二人への直筆のお手紙。二人への信頼、また戦友としての絆が見てとれて、ジーンとしてしまいました。
その他、ライブレポートやDVDレビューなど、盛り沢山な内容です。22年目の今もなお、たくさんのテレビ番組に出ながら「お笑い芸人」でありつづけるさまぁ〜ずのカッコイイ姿が沢山見られます。テレビのさまぁ〜ずしか知らない方に是非読んでほしいです!
洗礼 [VHS]
この作品が初出演という主演の今村理恵さんですが、役柄から台詞が少なめであるにも関わらず存在感がありました。
初主演でホラーというのが彼女の運命を決めてしまった感がありますが、カメラ映えする綺麗な瞳は観る人を
十分に惹き付けるだけの魅力を秘めている様に思います。
佇んでいるだけでも絵になるこんな女優さんはそう居ないでしょう。
肝心の作品の内容は恐らく普通の人では考えつく事は無いであろうお話に漫画を読んだ事の無い私は引き込まれました。
壮絶な手術シーンも医師を志した事のある吉原監督だけあってリアルかつあり得ない方法で進んで行くので、
気の弱い方は注意が必要かも知れません。
出演者もどことなく日本人離れした雰囲気で舞台となっている洋館も雰囲気を盛り上げてくれます。
ホラーファン、今村理恵ファンならば細かい事は抜きにして一度はご覧になる事をお勧めします。
元々の漫画と実写版では色々と意見が出るでしょうが、この作品はこの作品で一つの世界が完成されていると思いました。