キャンディーズ-暑中お見舞い申し上げます(candies) 暑中お見舞い申し上げますモバイル

キャンディーズベスト・オブ・ベスト

友達とカラオケで歌う曲を探していて、共通の好みでキャンデイーズに決まり、みきちゃん担当の私は研究のためこのＣＤを購入しました。あの頃、そんなに好きじゃなかったのに何故かほとんど歌えるなんて・・・こんなに良い曲を歌ってたんだなあと改めて思いました。特に「わな」がベストです。私のような動機でも気軽に買えて満足できる、そんな一枚でした。

子供からお年寄りまで老若男女を問わないファン層を持つ歌手・川嶋あい。ここ最近ではそういったアーティストも珍しいのではないでしょうか？
そんな彼女の3rdアルバムである今回の作品は「大切な約束」「My Love」「compass」「君に・・・・・」といった彼女の最近の代表曲を含め、粒ぞろいの名曲が収録されています。
「桜慕情」では日本人の心象風景にある春の桜の儚さを愛しい人への想い（あるいは桜を愛しい人として擬人化しているのかも）と重ねて歌い上げた幻想的な曲で、彼女の透き通る凛とした歌声が映えます
シングル「My Love」のいわゆるＢ面に収録されていた「Crying」は信じるものの違いやすれ違い、人間のエゴから生まれる争いを嘆き、信じること許すことの大切さを歌った珠玉の名曲ですが、アルバム収録にあたりアレンジを変え、荘厳で感動的な仕上がりとなって歌詞がさらに深みを増しています。
「Someday」は失恋から前向きに立ち直る過程を描き、続く「彼氏」では一転したアップテンポな曲調で、思わず微笑んでしまうような曲。「暑中お見舞い申し上げます」では少し早い気もするけど、夏の暑さや風景の中で、なかなか会えない彼に会う日を楽しみにしているといった曲。３曲を続けて聴くことで、失恋した主人公が新しい恋を見つけて今はその恋を順調に育んでいるといった物語を想像できます。
「赤い靴のミモザ」は少しどきっとするような歌詞が並び、情熱的で大人な感じの新境地的な作品です。
「救世種」は彼女の名前である“愛”をテーマに、生命誕生の壮大な歴史に織り交ぜ、愛（生命）を慈しみ育むことの大事さを歌い上げています。殺伐とした最近の世情に一石を投じるメッセージソング的な作品です。
彼女の綴る歌詞は、恋愛ならば特別な出来事ではなく日常に起こるふとした出来事や心の動きや感じることを描き、メッセージ的な歌詞では彼女の生い立ちや経験からくるものが多く、教えられ考えさせられるものが多く思えます。
本作品はそんな川嶋あいの魅力と新たな可能性がつまったまさに“足跡”となるべく作品だと思います。

シングルV「暑中お見舞い申し上げます」 [DVD]

℃-uteの９枚目のシングルは、キャンディーズの有名曲のカヴァー。本作は、そのＰＶを収録したシングルＶ。

明るい光が差し込む部屋での、ダンスショット＆イメージ映像を中心とした作りで、最後にはメンバーがポストに、暑中見舞いを投函するシーンで締め括る。これまでの℃-uteのＰＶは、全てがスタジオ撮影であったが、本ＰＶは海まで出掛けて、浜辺で遊んだり、スイカ割りをするシーンが盛り込まれている。だが、撮影日に天候に恵まれなかったのか、今にも雨が降りそうな曇り空の下で撮影された映像を観ると、台風が接近して濁りまくった海に潜らされていた嗣永桃子（Berryz工房）のＤＶＤを思い出した。

メイキング映像に登場する、つまようじを使った劇は一見の価値あり。つまようじで劇をするという発想力と、あまりの下らなさが素晴らしい（？）。