のんちゃんのり弁 通常版 [DVD]
良くも悪くも『朝の連続ドラマ』的な作品でしたね。私は、昔の松竹映画のホームドラマを観ているような、良質で、懐かしさを感じる映画だと思いました。
また、ある意味、料理が重要な小道具となる映画でもあります。先日観た「南極料理人」もそうでしたが、本作も「かもめ食堂」のフードスタイリスト飯島奈美が画面に登場する料理を担当しているようですね。のり弁が、実に美味しそう。
物語の構造自体は定番の成長譚です。本作の場合は、31歳の子持ちお母さんですが。(笑) テンポ良くストーリーが展開する、100分はちょうどいい上映時間でした。
小西真奈美の『べらんめい口調』で啖呵をきるなど、今まで見たことのない一面を覗く事ができるハチャメチャな演技もキュート。岸部一徳や倍賞美津子の味わいある演技は文句無し!
岸部一徳演じる料理屋の主人が、「家族の為に何かするのと、商売で銭取って何かするのは、全然別次元の話なんだよなぁ」と含蓄のある言葉を吐きますが、冒頭の「家族の為」に作った弁当と、ラストの「商売」で作った弁当との対比。
結局、明るい予感はあるものの「めでたしめでたし」のラストになっていない事が、ほろ苦くもリアル。「おと・な・り」のように最初と最後が絵のない画面に音声だけで対にしているのも悪くない。
スタンド・バイ・ミー
大好きな曲。
この曲聴くと、悩みなんかどこかにふっとんでしまうから不思議です。
元気になる曲。
シンプルなのに、シンプルだからこそ飽きないのかも。
名曲。
アルバムで23分っていうのが凄い。
新鮮ですね。