英國戀物語エマ 2 限定版 [DVD]
2巻では3話「告白」と4話「ミューディーズ」を収録。
ウィリアムとは対照的なインドの王族ハキムが登場して
エマとウィリアムの恋の行方はどうなっていくのでしょうか。
見終わったあとはしばらく余韻に浸ってしまうぐらい良いストーリー
なのでぜひ一度見てほしいアニメです。
初回限定版はアニメ版エマ副読誌が付いているのでおすすめですよ。
英國戀物語エマ 1 初回限定版 [DVD]
テレビ放送を見て欲しくなりました。これはなんて言ったらいいか・・純愛物だと思いますが・・。ゆっくりと流れる時間のなかで人物の心の動きが丁寧に表されています。まったく興味なかったのですが偶然見る機会があり・・見入ってしまいました。ストーリーにはとんでもなく盛り上がるわけでもなく、ギャグで笑うわけでもなく、ゆるゆるとそこにいる人物達が日常の生活をしながら恋に悩んだり、自分の過去を振り返ったり、大切な思いを思い出していきます。普通、作品には「腹が立つ」とかこんなやつは許せんみたいなやつがいるんですが、二話観た限りではいません。純粋にエマ達の恋や心の動きや、その見せ方がうまいので観ていて飽きません。身分の違いや家のしがらみ、心のすれ違いがこれ程うまく表現できている作品を私は知りません。単純な作品なようで奥が深いです。これを機に本を購入しようか迷っています。かなり本も評判いいです。
MANOR HOUSE(マナーハウス) 英國発 貴族とメイドの90日 【3枚組】 [DVD]
英国です。それ以外言いようがないDVDです。
100年前の貴族の暮らしを90日間、カメラが回っていないときも24時間やり通す。無茶苦茶な内容です。
応募してきた一般人が貴族のご主人様一家、執事、メイド頭、コック、下男等々に別れて生活します。
しつこいようですが100年前です。電気はありません。掃除はモップや雑巾です。
洗濯も手で洗います。料理も石炭などを燃やして作ります。
ご主人一家は慣れないお作法に四苦八苦です。
しかし、階下では召使い達がなれない仕事と自由時間がほとんどない生活、
そして、現代人には屈辱的とも思える扱いに、次第にキレ始めます。
偏屈なフランス人のコックに爆発寸前のメイド達。(メイドと言っても秋葉原ではありません)
銀食器を磨き、ものを運び、そしてクリスタルグラスを磨き、ご主人様にくっついていく、そんな繰り返しに「フットマン」たちもキレ始めます。
もちろん脱落者もでます。
その中で一人冷静な人がいます。初老でやせた「執事」。この人がすごい。英国人の「執事」はこうあるべきという姿を見せ付けます。
一体21世紀の人間かと思うほど、落ち着き、召使いたちを規律正しく動かし、お屋敷の中をまるで時計仕掛けのようにさばいていく姿は見ものです。
祖父が実際に執事だったそうですが、ものすごい姿勢です。この「エドガー執事」さんをみるだけでも、買う価値はあります。
英国人だなぁーというのが、見終わった私の感想です。こんなものは他の国では作れないでしょうし、つくったとしても話題にもならないでしょう。
さすが英国では、相当な話題になったようです。まあ、それにしても時代錯誤というか、頑固というか・・・「ジョン・ブル」とはよく言ったものです。
なお、これに出てくるお屋敷は正式には「カントリーハウス」です。「マナーハウス」と言うともっと小規模な木造の家になります。
日本で「カントリーハウス」というと、「ログハウス」を連想するので変えたのでしょうけれど。
乙嫁語り 2巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)
中央アジアの地方都市に住むエイホン家。
遊牧民の村からエイホン家に嫁いだアミルは、年下の夫・カルルクやその親族達と仲睦まじく暮らしている。
パリヤという女友達もできて、のどかな日々が続くかに見えたが、再びハルガル家がアミルを連れ戻しにやって来て……!
心温まる話もあれば、手に汗握る展開もあり。今巻もいろんなエピソードが詰まっており読み応え満点です。
前巻同様、絵がとても綺麗。圧倒的な画力に魅せられるだけでなく、この地域の伝統が詳しく描かれているのも興味深いです。
特に今回の見せ場であるハルガル家との騒動の場面は圧巻です。騒乱の描写は女性が描いているとは思えないほどリアリティに溢れています。
このエピソードではカルルクが頑張りました。男を上げた甲斐あって、アミルがカルルクを“夫”として意識し始めましたね。
突然カルルクに対してよそよそしくなるアミルが、可愛かったり可笑しかったり…。
一方、アミルの叔父達はともかく、アゼル兄さん達はちょっと気の毒でした…。ジョルクが結構好きです。面白いし優しい人だと思います。
初登場のパリヤは、男尊女卑の時代においてハッキリ自己主張ができる女性。現代女性に通ずるものがあって共感できます。
意外に自己主張が少ないアミルと対照的に描かれていて面白いです。
“言いたい事は積極的に言え”と言うパリヤに対し、“言いたい事…あまりないです”と言うアミルが笑えます。
19世紀の中央アジアは、帝政ロシアと大英帝国がこの地域の覇権を巡って争っていた時代。
今巻でも大人達が周辺国の情勢やロシアの動向を案ずる場面があり、それが何となく物語に影を落としてます。
アミル達の国がどこの国かは特定してないようですが、これからは大国が絡んでスケールの大きい展開があるかも…と期待してます。
次巻からはスミスさんが主役みたいですね。19世紀は探検家が活躍した時代でもあるようです。
イギリス人考古学者とチュルク系民族の組合せというと、森川久美先生の『イスタンブル物語』を思い出します。
新しい街で新たな“乙嫁”が登場するのでしょうか? それも楽しみですが、アミル達はしばらく出番ナシみたいなので少し寂しいです。
乙嫁語り(3) (ビームコミックス)
この三巻に一話だけはさまれた市場の回が
読んでいてとても素敵だった。
パリヤの記事が少ないのでパリヤの事を書くけど
タラスのことが絡んで真っ赤になっている所が可愛かった。
廟の話では女の人には言いづらい説明なんだろうな、フムフムと
構えていたら、いや、やっぱり彼女自身免疫がないんじゃないのかなと認識
このツンデレ三つ編み娘は可愛い。
父親によって結婚相手が決められ、それに逆らうことはできない
アリいわく「それに逆らわせるのは可愛そう」だと
という乙嫁語りの描写の中で、自分で探しに行くこの子は
たくましくて好きだ。(もしかしたらその行動も種族のルールを
きちんと踏んでるだけなのかもしれないけど)
スミスを助けにいく若夫婦についていきたがったので
お父さんが数撃ちゃ当たる戦法で送り出したのが
『あれ・・・?いい男が落ちてましたよ・・・・。』/三巻
結婚話は井戸端会議のようにされるなあ・・・と一巻から見てたのを
再度実感。こうやって見知らぬ土地にコミュニティーが築かれていくんだな・・・
お父さんが一番ビックリするだろうな・・・・
↑パリヤのお父さんが、娘は父に絶対服従という空気を少し
緩めてくれるのでありがたいと思う。三巻はお勧めいたします。