1982・6・30~武道館コンサート~ [VHS]
何といっても「言葉にできない」の小田さんの涙が印象的ですねえ。色んな思いが胸をよぎったのでしょうが、やはり鈴木さんとの別れを惜しむ涙でもあったのではないでしょうか。後、アンコールの「Yes-No」で、小田さんが4人の肩を抱いて「君を抱いていいの」と熱唱する場面も胸が締めつけられます。もう2度と見られない場面だと思うからこそ・・・・。5人の最後のライブ。涙なしでは見られません。とても貴重な映像です。最近DVDで再発売されているので、是非見てください。
パンツを脱ぐ勇気
ハーバードMBAというと、当然、ウォートン・スタンフォードにならぶ、最高峰のビジネススクールの一つで、留学する人が書いた本は、ともすると、そのハードな勉強ばかりにフォーカスが当たってしまうことが多かったかもしれない。
しかし、この本では、よい意味でそういった期待を裏切る。
「ジャパントリップ」というハーバードの学生を日本の連れてくる企画でのエピソードや「バッファローウイング」という(世界の山ちゃんのアメリカ版?)手羽の料理の全米選手権への出場という主に「勉強以外」のエピソードが中心である。
筆者の何かの挑戦し、何かを作り上げるという、座学以外でのアメリカやアメリカ人を含めた同級生からの学び、そして本人への気づきが入っている本だと思う。
確かに「熱い」本で、さっと読める本であった。留学を考えている人や海外で何かをしようとしている人におすすめ。
しんぼる [DVD]
うまく説明できないんですが…コンセプトは良かったです。
ストーリーは、ひとりの男が大いなる意思に翻弄され、思い掛けない運命を背負わされるという感じでしょうか。
その比較的重い内容をコミカルに描いており、哲学的で考えさせる描写もあり、なかなかに楽しめました。
いわゆる起承転結はないし、王道の物語としての映画でないことは確かです。
そういった点を理解して見れば、悪くない出来だと思います。
Off Course 1969-1989 ~Digital dictionary 1969-1989~ [DVD]
オフコースのほぼ全てが網羅され、ファンであれば7800円のモトは十分取れます。個人的にはThree and Twoや We areの頃の動画が見れるのがすごい。また、当時ファン対象商品だったRunning through '84も全て収録されていて、それをもっている身にはちょっと悔しい。また、写真も未公開のものがたくさん。楽曲も1コーラスずつとはいえ、全てを網羅しています。まさにオフコース辞典です。
北の国から 84 夏 [DVD]
純と正吉の友情と別れが描かれる本作。その他にも正直であることの大切さや、物にスポイルされた都会の少年など、見所は多いです。なんといっても胸に残るのは駅での正吉と純との別れのシーンだな。
「実際、最悪だったよな」とか、
「元気に生きててくださいよ」とか、
一見、乱暴なセリフにお互いを信頼しあう二人の感情がかいま見えます。電車の扉からピースだけを出しておどける正吉が悲しい。中畑建設の奥さんの、
「ばかね、みどりちゃん」
というセリフ。たった一言だけど、この人の温かさと優しさが滲み出ているみたいでいいなぁ。
そしてラーメン屋の独白シーンへ。シリーズの中で一番できが良いと思われるのがこの作品だと、俺は思うんですが・・・。この頃から、それまで腕白小僧として描かれてきた正吉が、実は純や蛍よりずっとずっとデリケートでナイーブな面を持っているという点が強調されていきます。この頃から、倉本総は将来の蛍の結婚相手を、正吉にしようと秘かに決めていたとみた。