ロード・オブ・ザ・リング【字幕版】 [VHS]
物語のスケールが大きく、映像が美しい。
反面、主人公を含めた登場人物の精神面の描写が乏しく、台詞によっては唐突に感じるものもあり、
せっかくの個性溢れる仲間たちにも感情移入がしづらいという印象を受けた。
専門用語(?)もいくつか出てくるが、
ファンタジーに興味のある方なら知っているだろうものが殆どで、さほど問題はないと思われる。
また、細かいところで種族ごとの特徴に対するこだわりが感じられた。
(例えばエルフは他の種族より身軽であるというようなことを、何気ない場面で見せてくれる)
観終わった後は、やや中途半端なラストに消化不良な気分になりもしたが、
壮大な映像だけでも存分に楽しめてしまうのではないだろうか。
Deep Impact [DVD] [Import]
惑星衝突で人間がやたらに死にます。それが見せ場にもなっている。不謹慎ですが興奮もします。同時期の大ヒットムービー「アルマゲドン」よりも細かい人物描写で好感も持てます。今や誰も覚えていない「ピースメイカー」の監督ミミ・レーダーにしては上出来ではないかとおもいます。
ロード・オブ・ザ・リング エクステンデッド・エディション トリロジーBOX【Blu-ray】
特典DISCがDVDなのはUS盤と同じなんですが、価格がUS盤の定価が$120なのに対し日本盤が\28350はぼったくり過ぎかと思います。
考えものですね。
ハッピー フィート [DVD]
※なるべく少なくしますがどうしても一部ネタバレがありますので注意してください。
私はタイトルとあらすじを見て、ディズニー的な歌って踊って途中ハラハラドキドキしてもあくまで安心してみていられ最後はハッピーエンドとなる、いかにもアメリカ的なエンターテインメント作品を期待して観ました。なので予備知識無しでそのような物を期待してみた上での感想、評価です。
一言で言えば一部の描写がえぐかったです。あらすじに書いていない内容である後半の描写に関して、先に述べた安心して見ていられる枠をはみ出していたと思います。
監督がある種の主義主張を持っていてそれを前面に出した結果なのか、それともリアリティに拘りがある監督だった為なのかは知りませんが、メッセージ性が強い事自体は個人的には別に何の問題もないのですが、その為の描写の一部が必要以上にリアリティがあり観ていてきつかったです。特に終盤の三日でうんぬんの件や背中にひっついてるものを観た時は、この映画は一体どこへ向かっているんだろうと思いものすごく不安でした。
歌や映像はすごく良かったと思いますがそれ以外のストーリーやストーリーの見せ方、演出面に関して私ははっきりいって楽しく無かったですし一部不快でした。少なくても後半に連続であった様々な描写の後であのような結末を見ても私はハッピーになれませんでした。またやりたい事を全部入れた結果終盤はかなり散漫としていて、結局何を一番見せたいのだろうかと感じました。
私が子供の頃ドラえもんのアニマルプラネットや雲の王国、ジャングル大帝を楽しく見れたことを考えれば、別に子供が楽しめないなどと言う気はないですが、少なくても大人がタイトルから連想して何も考えず能天気に楽しむにはいまいちだと思います。
これが仮に映画を見る前に内容を知っていればまた違った感想になると思いますが、とりあえずこのタイトルとこのパッケージとこの内容紹介(↑に書いてある「最高のエンターテイメント!そして、最高にハッピー!」とか「アデリー・ペンギンの5人組“アミーゴス”、そしてロックのカリスマ、ラブレイスと出会い、次第に自信とリズムを取り戻していく」の部分)でこの内容はどうなんだよって事で星は3つです。
9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~ コレクターズ・エディション [DVD]
-------☆注意☆--------
少々レビューにネタバレがあるので、ネタバレが嫌な方は流して次の方のレビューを参考にされてください。
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衰退しきった世界観、奇妙奇天烈で不気味な容姿の人形達が主人公など面白そうな要素が多くあり、興味を惹かれさっそく鑑賞してみたのですが・・・
最初人形が目覚めるシーン、仲間達と合流していく所までは楽しめました、しかし話が進んでいくに連れて結局、この話は主人公である9が余計な興味心からヘマをして、その尻拭いをする話にしか思えず、9が格好良く決め台詞を決めていても、結局自分のせいでしょ、こうなったのは;
という具合。
彼のせいでせっかく助け出した仲間は・・・
さらに平穏になりかけていた世界はまた恐怖のどん底になってしまった。
それを何とかすべく(己の行為の尻拭いをすべく)立ち上がるが、その際にまた犠牲者が・・・
結局パッケージに描かれているような9人揃って冒険しているようなシーンはありません。
そもそも、何故9の前に例の吸収機が置いてあったのか?あんなものさっさと破壊しておけば良かったのに
作った人間はどういう意図であれをあそこに放置しておいたのか?
そして他の機械は人間よりも大きいサイズなのに、どうして彼らはあれほど小さく作られたのか?
圧倒的に不利以外の何者でもない。
彼らを作った人間は彼らに何をさせたくて作ったのか?シーンの過程では人間らしい心がうんたらかんたらと言っているが、見ている側からしたら「ふ〜ん・・・それで?」としか思えないかと。
ラストでも、あの終わり方で結局犠牲になった者達は救われた事になるのか?
犠牲になった者達も〜をすれば助かる!という事で9と他の仲間達とで意見がすれ違ったりして
悪戦苦闘するのですが見事ラスボスも倒しハッピーエンドになるかと思いきや、結局そういう形で救われたって事になるのね。。となんだか消化不良気味。
個々の好みはあるとは思うけど、私はあまり見た目のインパクトとは裏腹にそれほど面白い作品ではなかったという印象になりました。