入門講座 2万5000分の1地図の読み方 (Be‐pal books)
実際の2万5千分の1地図が別冊になってついていて、それを片手にしながら地図の読み方の講義を受けている感じで読み進めることが出来ます。地図上での沢と稜線の見方から始まり、磁石を用いての現時点の確認方法、地図の折り方、実践での地図の使い方など、地図読みの極意が詰め込まれています。はじめは友達から借りたけど、自分で欲しくて買ってしまいました。山を登る方は初心者はもとより地図読みに絶対の自信がない方には特におすすめです。
スタジオジブリの歌
ナウシカからポニョまで、スタジオジブリの作品主題歌をレーベルの壁を越えてコンピレーションするというコンセプト自体は素晴らしいと思う。それこそ親子、家族で楽しめる素晴らしいコンピレーションアルバムだ。
なので、単体で考えれば文句なく星5つと行きたいところではあるが、前作の「スタジオジブリSONGS」を持っている方(かく言う私もそうである)には、10曲増えているとは言え前回収録の16曲がカブってしまうことになるので正直、微妙なところ。
前作購入者のことを考え、新規10曲のみ収録での単体発売をしてくれれば即購入しているのだが……。
the ジブリ set
大方予想通りの仕上がりですが、DAISHIファンとジブリファン共に楽しめる作品にはなっていると思います。リミックスCD等でよくある原曲を完全に無視した「実験的な曲編集」は皆無ですので、原曲ファンが傷付くことはないと思います。…ただ逆にそれを望んで購入するのであれば、物足りないと感じるかもしれません。
原曲と大差がない…と感じる方もいらっしゃるようですが元々DAISHIのメロディラインは久石さんにかなり近いものを感じていたので、私は当然の結果だと思いました。本人も久石さんの影響をかなり受けていると語っていましたし。
全体の印象としては、どの曲にもとても優しさというか愛情を感じる仕上がりになっています。DAISHI独特の心地よい高揚感と久石さんの美しい『泣き』のメロディが上手く融合され、原曲とはまた違う「ジブリの風景」を見せてくれます。
有名な曲をカバーしたり、リミックスしたりして実験的に作った作品は時に原曲ファンを傷つけることもありますが、このアルバムはそのようなことは絶対にありませんので、ご安心を。
ジブリファンの方は是非聴いてみて下さい。きっと『DAISHI DANCE』の音楽がもっと聴きたくなると思いますよ。
リラクシング・ピアノ~宮崎駿コレクション
楽曲のアレンジ、演奏は文句無しです。
ただ、最初に聞いた第一印象が
『デジタルピアノの音?』でした・・・。
チャーチリバーブでの演奏という事なのでしょうが、
音そのものの広がりが感じられず、勿体無く感じました。
残響時間が長いため、倍音を出しすぎないよう
敢えて、こういう形にされたのでしょうか。
是非この演奏を生ピアノの響きでやって頂きたいと思いました。
海角七号 2枚組特別版(台湾盤) [DVD]
ようやく「海角七号」DVD特別版がリリースされることになり、大歓迎であると同時に、ほっとした気分。
この映画は、中国国民党の馬英九政権が登場し、大陸中国との”交流”を深める中で、それに対する危機感から作られたような意味合いも強い。日本統治時代を再評価することで、台湾人のアイデンティティを確認し、大陸中国の政治、経済、文化攻勢に対抗しようとする意味を持つ。
そのことを割り引いても、台湾人の対日感情は、すこぶるいい。私自身、先月3週間台湾を一人で旅行したが、感謝することばかりで、イヤな思いをすることは全くなかった。
「海角七号」が日台の絆を再認識するきっかけになることは間違いない。