ガイド・ニッポンの世界遺産 熊野古道 中辺路ルート&田辺 (地球の歩き方BOOKS)
このガイドブックは現地の観光協会的な場所にも置いてあり、ここに紹介されている人達に会えるとかなり嬉しい。
※台風の影響により、悲惨な変化をとげてしまった様子ですが一刻も早く復興される事願います。
神社に泊まる―日本全国癒しの宿坊ご案内
著者の前作「日本の神様」が面白かったので、手に取った。
今回は趣は変わるが、「宿坊案内」を通して、神社の神様や歴史を知ることのできる1冊となっている。
日本全国の宿坊が案内されており、案外自宅近くにあるものなのだな、と思った。
これからは、仕事場・自宅の他に、もうひとつ心身を休める場所が求められてくるのかもしれない。
旅行もいいが、森と歴史に抱かれながら祈る場所に身を置く体験も、興味深そうだ。
世界遺産神々の眠る「熊野」を歩く (集英社新書 ビジュアル版 13V)
元関西大学の教授で宗教人類学者の植島啓司さん、
『偶然のチカラ』(集英社新書)という本が面白かったので、
今回は熊野古道に興味もあって、購入しました。
熊野の特徴である宗教的なお話が随所に出てきますが、
どんなことも難しくなく、わかりやすく語ってあり、でも
その奥にある「不思議な何か」を匂わせる雰囲気。
熊野御行で有名な花山法皇の奇行、小栗判官や一遍上人ら
熊野に関わったことで有名な人たちのドラマも面白く、
ぐいぐい引き込まれて最後まで一気に読めます。
それらの聖地・熊野物語に、熊野在住のカメラマンが撮りおろした
素敵な写真が伴走し、しばらく現実を忘れて彼の地に
想いをはせることができます。
これは値打ちのある本だと思います。