ボサノヴァ2001
ビノッティの高く澄んだヴォーカルとレアルの繊細なギターが聞き手の心をゆったりとさせてくれます。また、他のインストルメントが見事に組み合わされていて、とっても素敵なアルバムに仕上がっています。永く愛せる1枚になると思います。(ただ、前作「ボッサノヴァ1999」を買ったことがある人は、内容が半分くらい同じなので買って、しまったと思うかも。個人的にはこの「2001」の方が良いできだと思います。)
ワールドサッカー ウイニングイレブン 2011
ウイイレの画質でFIFAやりたい笑
マスターリーグ--------
オンライン(以下MLO)は本当に待っていました!といった感じ。
箱はさすがに外国の方と対戦する機会も多いので監督モードのほうが楽しめてます笑
ただ、こちらのMLOはクラシック選手などがいません。
収録以外のリーグなどの選手で、代表からもれるクラスの選手(例えばベッカムなど)はクラシック扱いになってたりしますので
かなり寂しいです。ブンデスリーグファンは悲しみます・・・
日本代表の控え選手もこのMLOでは獲得できません。
試合のチケット代が収入となるので、試合の数をこなせばディヴィジョンが低くても有名どころを雇えます。
マスターリーグはオフラインのほうが充実はしています・・・・
マスターリーグはオン・オフともに監督モードでも結構たのしめます。
ただ、選手たちが戦術を理解しているとはあまり思えません。。。。
ビカムアレジェンドについて----------
あいかわらず味方AIはアホです。
難易度を上げればやり応えが出るにはでるけど、
あいかわらずエフェクトで敵をつよくしているだけでした。
ポジションにSB・CB・SWが追加されたのでDFプレイもできます。
が、味方AIの動きがじれったくて闘利王のごとく上がりたくなります。
スキルカードはポイントを割けば覚えられますが、全ポジションとも共通のもの。
DFライン統率が覚えられない・・・
プレイスタイルカードは作成時にのみ付けられます。
タイプとポジションの組み合わせである程度は変化しますがわずかなものしかありません。
スルーパスや門番などなど、ほとんどは覚えられません。
レジェだから意味ないかもだけど、プレイスタイルカードも自分で選んで覚えられたら
ぼくらプレーヤーは喜ぶと思うんですけどね。。。。
全体として------------
パスの自由度が増えました。
フェイント増えました。
フォーメーションの設定も2010がすこしだけ細かくなったきがします。
2010に比べ全体的には進化した感があります。
PESリーグなる、架空のオリジナルリーグが追加されました。
監督・レジェンドのAIでとくに残念な点は
とにかくリバウンドは考えなしにシュートを撃つところが興醒めしてしまう・・・
ペナルティエリアのそとに跳ね返ったボールをジャンプボレーとか・・・コース空いてないし
これのおかけでジェラードのようなミドルシューターは撃ちたがりになってます。
ミドルシュートが付いてなくてもやたら撃ちますが。
ゴールが近いとエンドライン際で角度ないのにシュートに行きます。
フリーで真ん中に選手がいても・・・
AI任せだとクロスがきません。
このへんはどうにかならないかなぁ。
FIFAのほうがプレイヤーが多いし、ライセンスや完成度と言う点ではFIFAには負けていると
あくまでぼく個人は思います。
が、やはりマスターリーグやビカムアレジェンドが好きなぼくは
ついついウイイレに期待してしまいます。
蜘蛛女のキス [VHS]
原典は舞台脚本である「蜘蛛女のキス」小説や脚本の映画化は、えてして原作より詰まらなくなるものですが、本作はそれを裏切る傑作となっています。私はゲイの気持ちが解りませんが、人間愛としてこの物語は胸に迫ります。もう主人公が哀れで可哀想で、本作の背景は架空の統制国家となっていますが「権力vs囚われの身」といったステレオタイプに陥る事無く、二人の名優の競演がスリリングな「映画のマジック」に我々を引き込んでくれます。閉塞状況の中での、人の自由への渇望は切なく、モルヒネの幻覚によってのみ許された自由へ続くラストシーンは、美しくも物悲しい音楽とともに、観る者に胸にさざ波の波紋を立てます(観ればその意味が分かるでしょう)。つまらない映画を100本観るくらいなら、価値あるこの一本を是非。
サッカー バルセロナ戦術アナライズ 最強チームのセオリーを読み解く
感心した。バルセロナというチームをここまで分析し,語りつくしたことに。現在,最強のクラブチーム,バルセロナ。バルサは典型的なボールポゼッションサッカーをする。このサッカースタイルは,70%近くボールを支配できれば,80%の試合には勝てるという考えに基づく。
クライフの時代にバルサの基礎は作られた。クライフが採用したシステムは3−4−3(ザッケローニの3−4−3にあらず)。非常に攻撃的な陣形である。攻撃は最大の防御。それがクライフの考え方だったのだ。チャビやイニエスタなど,バルサにはワンタッチでプレーできる選手がたくさんいる。それがバルサのサッカーの生命線でもある。バルサは単なるポゼッションサッカーをしているのではない。ゴールを決める方法論をしっかりと持っているのだ。日本代表も大いに見習うべきところではある。
バルサのサッカーのコンセプトは「数的優位を作る」「ボールポゼッションの時間が多いほうが勝ちやすい」である。この本を読んでみると,バルサのゲームの進め方は非常に緻密で数学的である。私は文系だが,バルサのサッカーには美しさと魅力を感じる。サッカーがここまで論理的なものだとは思わなかった。
バルサのサッカーはひとつひとつのプレーがよく考えられていて,惰性でプレーしたりその場しのぎでパスを出すことはほとんどないようだ。本当に理詰めなのである。著者は,それを「チェスを思わせる」と表現している。しかし,同じパスサッカーではあるが,このサッカーを日本代表が取り入れるのは簡単ではないだろう。確かに,日本の選手には技術があるし,スピードも備えている。しかし,バルサでは下部組織の小学生時代から考えてプレーすることが求められる。日本代表がバルサのようなプレーをしたければ,やはり同じように小学生の指導から変えていかなくてはならないだろう。
やっていても見ていても面白いサッカー,そんなサッカーがもちろん理想である。そのようなサッカーを日本に根付かせるひとつのきっかけとして,この本の試みは有効といえるだろう。この本を一人でも多くのサッカー関係者が読み,日本独自のサッカーを作っていくヒントになってくれることを願う。
ゴールは偶然の産物ではない~FCバルセロナ流世界最強マネジメント~
我々一般人にとっては、チームとしての戦績や、大型選手の派手な移籍話や想像を絶する移籍金などといった部分ぐらいしか普段は目の当たりにする機会がないため、クラブチームの経営についてはなんとなく「ドンブリ勘定」的なイメージがつきまといますが、本書の内容はそのイメージを完全に覆すもので、非常に納得性のある驚きを感じたといったところです。
いわゆる「3C」の視点(自らの属する業界や顧客のニーズについて知ること、競合相手について知ること、そして自らについて知り、業界においてどういう存在であるべきかを定義すること、など)や、求められるリーダー像や組織のあり方、人材育成や報酬の考え方、などなど、どれも一般のビジネスマンにとっても興味深い内容がちりばめられていると同時に、サッカー・ファンにとっては「あのシーズンの頃はこんなことがあったのか」と思うような具体的なエピソードもあり、非常に楽しく読むことができると思います。