ライブ!スタジオコンサートフィラデルフィア1997 [DVD]
極端に映像が少ないアニーの貴重なライブです。“Pool of Tears”や“What He Seeks”など個人的に大好きな“Blessing in Disquse”からの選曲がとても嬉しいです。オープニングの“Carpet of the Sun”から一気に引き込まれます。ぜひご覧あれ!
ブレッシング・イン・ディスガイズ
壮大でクラシカルなサウンドと“天使の歌声”で一時代を築いたグループ:RENAISSANCE(ルネッサンス)。そのリード・シンガー、アニー・ハズラム(女性)のソロ・アルバムだ。
トニー・ヴィスコンティ:プロデュース、ソロとしては4枚目に当たる。クラシカルな曲調と5オクターブの歌声はそのままに、コンパクトで聴きやすいアルバムに仕上がっている。とにかくメロディーの優れた曲が多い上、クラシックの持つ高尚さ、エレガントな雰囲気を兼ね備えているため、 RENAISSANCE じゃ曲が長すぎるという人でもお勧めできる。収録曲の1つがTV CM「スーパーニッカ・魚図鑑」で使われたため、ここ日本では RENAISSANCE を知らないポップ・ファンにもヒットした。
人気プロデューサー:トニー・ヴィスコンティの腕は確かで、以前のソロの再録音曲(歌詞は別)「Love Lies, Love Dies」でさえ、更に透明感の増した秀逸なサウンドになっており、完成度の高さは普通じゃない。RENAISSANCE の曲を思い切り短くしたような 6.「Raindrops & Leaves」、7.「Whisper From Marseilles (for Julien)」 辺りがハイライト。初のアニー自身のペンによる最後の After The Oceans Are Gone も明るいコーラスで好感が持てるナンバー。ちなみに、7. は後に DREAM THEATER に加入するキーボーディストのジョーダン・ルーデスが作曲している。
2005年05月09日に VOICEPRINT より、「High Above」、「Paintings Last Forever」の2曲を増曲し、16曲入りとなったスペシャル盤 (ASIN: B0007ULNFO) もリリースされている。
ANNIE IN WONDERLAND - 不思議の国のアニー
RENAISSANCEのアニー・ハズラムのソロ作。1977作。邦題は「不思議の国のアニー」
当時恋人であったロイ・ウッドのプロデュースのもと作られた本作は、
やはりルネッサンスに通じる美しいアレンジと、キャッチーな聴きやすさが合わさった好作だ。
伸びやかなアニーの歌声がじつに素晴らしく、ルネッサンスでのクラシカルな構築性よりは、
英国フォーク的なやわらかな質感とともに、爽やかで自然体のサウンドとなっている。
ほのぼのとした童話的なジャケも楽しい。まさに彼女の絶頂期の作品といえるだろう。