バトルステーションズ: ミッドウェイ
私は光栄の提督の決断シリーズが好きで過去にハマった事があります。
第二次大戦もののゲームで海戦が出来るのはこのゲームだけでネット対戦も出来ると言うことで、同時期にでたほかのゲームをよそに購入しました。
連休中やってみた感想ですが、一言で言うと、「詰めが甘い」と思います。
・例えば、戦艦。長門や武蔵は出てきません、戦艦がやたらと硬く、第二次世界大戦で終焉した、大鑑巨砲部隊が有効です。(飛ばせる戦闘機の数に制限があるのも原因ですが)
・戦略ゲーとしてはMAPが狭いために戦略に限りがあり、別働隊の空母から奇襲なんてことも中々出来ません、また燃料という懸念がなく、戦闘機は無限に飛び続けることが出来ます。
・グラフィックは並で、綺麗ですが、他のゲームと比べると辛いところがあります。COD4やった後にCOD2やるとショボく感じますがそんな感じです。
・シナリオは理不尽なまでに難易度が高いものが幾つかあります。やりがいがあると言えばそうですが、、例えば、敵空母の戦闘機は、空母を倒さない限り、無限に飛んできます。
・オンラインは、かなり楽しいのですが、日本版だと他のアジア版などのユーザーと遊ぶことが出来ません、日本人同士のみです。おかげでラグは無いですが、日米対決したかった。。
あとは若干操作が覚え辛いのと、固有名詞がローマ字な事、(大和はYamatoと表示、零戦はZero)洋ゲーだから仕方ないですけど。。
なんか不満ばかり書いてしまいましたが、詰めが甘い部分を書いただけで、細かい設定が無いのは、ライトプレイヤーも入り込める。とも考えられます。
ゲーム自体は面白いです。急降下爆撃なんか映画見てるようです。初めてのオン対戦では、私の戦艦が大砲をかわしてきた駆逐艦に魚雷で沈められました、、でも楽しいです。
軍オタ観点で☆2、ゲーオタ観点で☆3、オンラインは☆4
ミッドウェー海戦「運命の5分」の真実
大東亜戦争の分岐点となったミッドウェー海戦を、写真・図面・年表を絡めて日米双方の観点から説明しています。
専門用語や艦艇に関しては注釈が挿入されており、初めて太平洋戦争関連の本を読む方も安心です。
海外の戦史家の同海戦の論評も章を設けて紹介しており、中にはミッドウェー海戦前に日本が情報漏洩を感知できた可能性まで指摘していました。
日米双方の比較は、いままでのような戦力比だけでなく、人事や評価など組織としての違いも描写されており、まさに「単に過去について学ぶのではなく、現代社会のための歴史書」だと思いました。
巻末は元海将である著者のミッドウェー海戦に関する私的な意見で締められています。
ミッドウェイ 特別版 [DVD]
太平洋戦争中の幾つかの海戦の中でも最も有名なのがミッドウェイ海戦です。この勝敗が日米の明暗を分けたことは言うまでもないが、珊瑚海海戦の敗北に続いてのミッドウェイでの連合艦隊の惨敗の時点で、何故その後の戦争を放棄しなかったのか?と問いたくなるような作品です。
この作品は、70年代の一連の超大作として位置づけられており、もちろん、その主役はチャールトン・へストンですね。単なる戦争映画というだけで鑑賞したり、『トラ!トラ!トラ!』との比較よりも、ミッドウェイ海戦史をある程度理解してから観た方が面白い。特に、俳優たちが実在の人物にどれだけ迫った演技をしているかが注目です。猛将ハルゼー中将にロバート・ミッチャムは適役!ただ、南雲中将にジェームス・繁田はちょっとね?山本五十六(三船敏郎)があまりにもセリフが短く、ほとんど会話になっていなかった。それに比べ、二ミッツ提督(名優ヘンリー・フォンダ)は主演のへストンより目立った演技でした。特に最後の「Were we better than the Japanese or just luckier?」は名セリフで、暗号の解読をミッドウェイと断言し実行した名将二ミッツ提督の心境がうかがえる。
全体的には、敵国日本を侮辱するようなシーンはなく、真珠湾攻撃の悪夢から起死回生のアメリカ海軍の勇猛さをアピールしているが、なんといってもアメリカ在住の日系人に対してもかなりの配慮を示している作品でした。
それから、TVシリーズで後に日本でも人気を博したトム・セレック『Magnum P.I』とエリック・エストラーダ『CHiPs』らが出ていたのが嬉しかった。
ミッドウェイ 特別版 [DVD]
チャールトン・ヘストン、ヘンリー・フォンダ、ロバート・ミッチャム、ジェームズ・コバーンなどのアメリカのオールスター・キャストの中にあって、三船敏郎が同格に扱われており、この点では評価できるのですが、内容的にはいまひとつでした。戦闘シーンの多くは他の映画からの流用ですし、ヘストンの息子と日系人娘のとって付けたようなロマンスは不要です。面白かったのはハル・ホルブルックの演じていた情報将校で、彼を中心に頭脳戦あるいは情報戦として描いた方が新鮮だったのではないでしょうか。ジョン・ウィリアムズのミッドウェイ・マーチもなんか雑な出来ですし、アメリカ建国200年記念映画のはずでしたがもうひとつでした。
太平洋戦争 4 決定版 (歴史群像シリーズ)
「第二段作戦」それが戦略として想定済みのものではなく、泥縄式であったことを一歩も二歩も踏み込んで徹底検証する一書である。
まずは、ミッドウェー海戦における六つの敗因「驕慢と油断」「保全の欠如」「一直制の戦備」「防御の欠如」「兵力の多様性と分散」「簡明の原則の欠如」これらの初歩ミスによって逆転抗戦の期待薄き第二段作戦の真っ只中に突入していくのである。
本書の他書を越える特徴は地図(当時の作戦秘図)をふんだんに用い、可能な限り写真と概念図を使い、戦線の実態を浮き彫りにしようとする編集の配慮が伺える。
「運命の悪戯」などではすまされない作戦の失敗、日本海軍の宿病と言うより過誤と驕り・迷走に迫る。
「空母はこう沈む」のもとに、日本空母「加賀」の場合の図式も真に迫るものがある。