昭和の日本の美しさが炸裂していますね。

青い空。白い雲。緑の森。山。川。大地。

昭和の日本には、まだこのような美しい場所がたくさん残されていたのでしょう。

この作品はストーリー、キャラクター、世界観ともに非常に秀逸ですが、宮崎駿が一番伝えたかったのは、この昭和の美しい日本の風景だったように思います。

人と人が繋がり合って、大自然の中で大地に根ざして慎ましく生きることの素晴らしさ。

メイやサツキの元気いっぱいの明るい表情は、あの時代のあの環境だからこそだと思います。

うらやましく思いました。
わたしは都会暮らしなので余計にそう思うのかもしれませんが、誰しもサツキやメイのように生きることができたら、これ以上の幸福はないでしょう。

宮崎駿はこの作品で昭和の日本の美しい部分を徹底的に描ききってくれました。これはまさに後世に残すべき作品です。
日本人全員にとっての宝物のような、意義のある名作でしょう。