テレビ東京系　ＷＢＳ「トレンドたまご」にて紹介されていたのを観て購入。
私自身はこれまで何度かラジコンヘリを挑戦してきましたが、いづれもまともに飛ばせることなく、墜落させては機体を破損させ、嫌気が差してそのままお蔵入りというパターンを繰り返してきました。

このナノファルコンはギネス認定の世界最小と謳っているだけあって、手に取ると驚くほど「小さく、軽い」ことに気づきます。
この軽さが強みとなって、少々の高さから墜落させてもビクともしない頑丈さがウリです。
というのも、ラジコンヘリ初心者の段階ではどうしても失敗（墜落）は避けられず、失敗を恐れていては上達もおぼつかないからです。
「習うより慣れろ」で墜落を恐れず、ガンガン飛ばしてみましょう。

コツを必要とするのは、離陸時からホバリングまででしょう。
ナノファルコンが接地している状態では、自身のローター風の吹き返しにより、不安定になるからです。

これには、ひとつ解決策があります。
それは、機体を接地状態から離陸させるのではなく、操作者の指先から離陸させるのです。
（※この程度の機体のモーター出力で、怪我をすることは考えにくいですが、念のため安全管理をしっかりとし、各自自己責任で行なってください）
利き手の反対側の親指と人差し指の二本でナノファルコンを下からつまむように持ち、徐々にスロットルを開けていきます。
そうすると徐々に機体は浮き上がろうとしますから、頃合いをみて、そっと指を離すとふわりと空中に浮かび上がります。
ここまでくればしめたもので、後は機体を前後左右にコントロールさせるだけです。
「ブーン」という羽音を立てて室内を飛んで行く様は、昆虫のカナブンのようで愛おしさ？すら感じさせる、ちょっとした癒しです。

パッケージによると、ナノファルコンは「中級者向け」とのことですが、私のような初心者でも数回の練習で全く問題なく飛ばすことができましたし、友人に試してもらっても同様でした。
むしろ、「これでダメなら、ラジコンヘリはあきらめろ」と言いたいぐらいです。

この小さな機体にも、ジャイロセンサーや小型モーターなど携帯電話で培った電子機器が満載されており、それが初心者にも簡単に操縦できることに一役買っているのでしょうが、こういった機体が僅か数千円で手に入ることには驚きです。
まさにイノベーションですね。なるほど、各地で品切れ続出も頷けます。
これを機にラジコンヘリ愛好家の裾野が大きく広がることでしょう。