アウトローに生き、心の拠り所は愛犬だけだった青年。
闇仕事のミスの代償に犬を殺されてしまい、従兄弟と犯人探しの旅に出るのだった！

日本の様々なDVD紹介サイトをサーフしたところ、この映画の紹介文に一切書かれていませんでしたが
この映画はB級コメディです。
愛犬を殺されてイカレ…というより、元々イカレていたであろう青年が
サイコな方法で犯人を見つけようと奔走する、クレイジー・ロードムービーです！
銃を撃つ！安定剤を飲む！従兄弟とどうでもいい会話で談笑する。
…そしてやっぱり、また銃を撃つ！

始終テンションの低い主人公がアドリブのごとく自然にボケる。
周りの登場人物もまた真面目なんだか笑わせたいのかよくわからない雰囲気でボケる。
イライジャ・ウッドの無駄遣いも笑えます。
アメリカ特有のグイグイくる笑いではなく、あくまでさり気なく畳み掛ける笑いの応酬は日本人好み？

アクション映画というより、低テンションのシットコムという感じで会話シーンが多めです。
アクションやまっとうな復讐劇を期待している方は残念でした。
愛犬家の皆さん、犬に対する残酷シーンはほとんどないのでご安心下さい。
感想が完全に二分されそうな映画ですが、個人的には大変楽しませていただきました。

銃殺をこんなにギャグに多用してる映画、初めて観た…。