ジョー・ザヴィヌル&ウェザー・アップデイト [DVD]
とにかく参りました…。スティーブ・カーンの空間を切り裂くような鋭角な、だけど奥行きと広がりと浮遊感を持つ美の極致のようなギターの旋律が、あの後期ウェザー・リポートの音宇宙の上に乗っかっている…。音源が今のところこれしかないのが本当に悲しいほど、不思議で美しく透明で浮遊する、それでいてジャズが持つわくわくするような展開が繰り広げられています。管楽器の代わりにギターという意味ではザビヌル・シンジケート的な音ではあるものの、ザビヌル・シンジケートとの無国籍な(あるいはアフリカやインドなどの第三世界的な)サウンドビジョンまでは発展していない、かなりウェザー・リポート的な(あくまで西洋側の)美しさや流麗さが醸し出されているように思いました。「Update」から「Consequently」にかけてスティーブ・カーンがメロディを弾く部分が自分にとってのこのDVDのハイライトではありますが、ウェザー時代の曲もまた違う趣で、その意味では文句なしの演目・演奏だと思います。
DVD作品としては残念ながら音がイマイチで、レベル調整が雑で一番の盛り上がり部分で録音レベル(ボリューム)が下がったりすることがあります。また、メンバーがザビヌルの細かい指示を待って演奏している感じが否めず、ザビヌルが何をやっても「試している」ような感じがすることがちょっと気になります。
それでもこのメンバーで、しかもライブ映像が見られたのは貴重なことであり、発掘してくれたレーベルに感謝したいです。
DVD作品としては残念ながら音がイマイチで、レベル調整が雑で一番の盛り上がり部分で録音レベル(ボリューム)が下がったりすることがあります。また、メンバーがザビヌルの細かい指示を待って演奏している感じが否めず、ザビヌルが何をやっても「試している」ような感じがすることがちょっと気になります。
それでもこのメンバーで、しかもライブ映像が見られたのは貴重なことであり、発掘してくれたレーベルに感謝したいです。
ザヴィヌル―ウェザー・リポートを創った男
最近はその知名度がいまひとつの印象があるが、やっていることは凄いジョー・ザビヌル翁(失礼!)これは、そんな彼の自叙伝ではないが、彼への取材を回想録的にしかも、第三者的に記述した非常に優れたものである。JAZZ関係の書物を多く目にしてきているが、かつてこれほどに密度の濃いものがあったであろうか?JAZZファン必見の一冊である。
カントリー・プリーチャー
タイトル曲が、映画「 恐怖のメロディ 」でライヴ映像として観れる事で、イーストウッド・ファンには有名?な、キャノンボール・アダレイの絶対意欲作である。当CDは、映画のコンサート会場とはうって変わって、一地方都市の集会所でライヴ収録されたと思われる。ノリ一発!な、会場の雰囲気を再現した臨場感抜群な録音が最高!ゴツゴツと岩のようなエレピと、単純明快な縦乗りドラムと、蒸気でむせ返ったアダレイ兄弟が、渾然一体となる様は、紛れもなくアンサンブル一本勝負のゴスペル・ファンクである。勿論、アダレイ兄弟を筆頭に皆、手練手管なソロを聴かせるが、アダレイ一党と観客が一体となった感動的な盛り上がりに耳を傾けてくれ。たとえエレピをザビヌルが弾こうが、マイルスのような世紀末的でもなければ近未来的でもない。ゴスペルと言っても、アレサ・フランクリンのように"ホーリーな高揚感"も無い。そこにあるのは、片田舎の埃っぽい空気が充満する垢抜けない音の塊(ファンク)である。
Mercy, Mercy, Mercy - MK楽団
Mercy, Mercy, Mercy マーシー・マーシー・マーシー Josef Zawinul ジョー・ザヴィヌル MK楽団 2010年3月.
ジョー・ザヴィヌル ウェブ
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