パイパー・エドシック ブリュット（PIPER-HEIDSIECK BRUT）といえば、定番中の定番といったフランスのシャンパンで、レストラン等でボトル
に貼られた赤いラベルを見られた方も多いのではないかと思います。

　パイパー・エドシックは1785年にフローレンス・ルイ・エドシックによって設立されたシャンパーニュのメーカーの一つです。
　このシャンパンは葡萄のピノ・ノワールを主体にピノ・ムニエ、シャルドネ他50種近くのワインがブレンドされていますが、開栓した途端爽快
でフレッシュな香りに包まれ、口当たりの良いフルーティで気品に溢れた味わいが口中に広がり至福の時間をもたらしてくれます。

　また、グラスの中の温度が上昇していくと時間の経過とともにその味わいが変化していくのも楽しみの一つです。
　スィーティで飲みやすいため女性にも向いていると思いますが、アルコール分は12度ですのでグラスが進むと結構酔いが廻ってきます。

　家族や知人が集まる、ちょっとしたホームパーティーや記念日等でカジュアルに楽しむには最適なシャンパンで楽しい時間を演出してくれる
こと請け合いです。
　これまで何度か楽しんできましたが、シャンパンは非常にデリケートなため、その保管状態で味わいも変わってくるようです。
　必ず、冷蔵庫等の低温環境で保存し、なるべく早めに消費した方が良いかと思います。

　レジス・カミュの手によるこのパイパー・エドシックのシャンパンは８度に渡ってスパークリングメーカー・オブ・ザイヤーを受賞していますが、
フランス王室他14の王室御用達のシャンパンでもあります。
　古くはマリー・アントワネットに献上され、また、マリリン・モンローが愛飲したことでも有名です。

　価格もリーズナブル、ティストに酔い、このシャンパンの蘊蓄に花を咲かせるのも一興かとも思います。